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作曲家/ピアニスト 武藤健城(イーガル)の公演情報などなど日々の白昼夢。


by takekiygalmuto

忙しさの中にも…

非常に忙しい。
ちょっと忙しすぎて、何が何やらわからない。
そんな日々が今年に入ってから続いていた。
僕は自分が何の本を読んだか、記録をつけているのだけれども
大体、一ヶ月で10冊程度の読書量が普段のペース。
時間があればもう少し増える。
が、しかし、なんと今年はまだ10冊しか読んでいない!
何この忙しさ。
さらに今月はまだ1冊も読み終えていないという事態にかなり戦々恐々としておりますが、
この読書というのが、僕にとっては、精神的な余裕のバロメータになっていて
読書があまりできていないということは、つまり精神的に余裕がないということ。
改めて今年読んだ本を見てみると、何て余裕がなかったんだろう、と思う。

今年に入って最初に読んだのは、プラトンの『饗宴』。
その後は、シェークスピアの『オセロ』や福田善之の『真田風雲録』を読んだりして、結構まだまだ1月前半は余裕があったのかも。
2月に入ってネイハムの『シャドー81』とチャンドラーの『ロング・グッバイ』を読んで、なかなかハードボイルドな時間を過ごして、
中島京子の『小さいおうち』、黒田夏子の『abサンゴ』を読んだ。
どちらも素晴らしかったけれど、特に『abサンゴ』は物凄かった。
横書きで平仮名多用で、読むことすら困難を伴う小説。
しかし、最後まで読みきった時に、小説の主人公の生きてきた道をゆっくりと歩めたような気がして、
この読みにくい形式の意味を感じた。


それから、ジョージ・R・R・マーティンの炎と氷の歌シリーズの一作目『七王国の玉座』を読んで、もっとファンタジーなのかと思ったら、完全に軍記物といった雰囲気に戸惑いつつ、読みきった2月末。
それからその続きニ作目の『王狼たちの戦旗』を読み始めてるのにまだ読み終わらないまま3月末に。
やっとそろそろ読み終わりそうだけれども、ここ2、3日やっと心に余裕が出てきたのか、
読書が出来る。

忙しい忙しいと言ってるんではなくて、
もう少し、精神的にも余裕を持って生活しなきゃいけないなァ、と感じてます。
明日は美術館とか行っちゃう予定。
by takekiygalmuto | 2013-03-29 13:49 | 日記