作曲家/ピアニスト 武藤健城(イーガル)の公演情報などなど日々の白昼夢。


by takekiygalmuto

カテゴリ:日記( 649 )

年中行事・嵐が丘

こんばんわ、いつの間にか冬ですね。毎年心構えをする前に冬がやってきていて、あとから気づくのはなんででしょう。

前のブログからまたしても一カ月経過しております。どうしてなのか。
これには深い訳がありまして、
今年の僕は10月末までものすごく忙しかったのです。あたかも働き蜂のごとく、仕事をせっせとしていた訳です。
それが!11月以降はそんな忙しさも終わり、年末まで比較的暇だと思っておりました。

ところがね、11月以降も大して暇になってないことに気付いてしまったのです。
10月までは何かしらクリエーションを抱えていて、同時にいくつかの仕事を進めていくことが多かったので、
それが終わって気持ち的には楽になったのね。
だけど、やっぱりライブやら何やら結構ありまして、つまり

10月までは激忙しい
11月以降は忙しい

だったことに気付いてしまったのです。

忙しいと分かっているときの忙しさはその中でも時間が作れるけれど、
暇だと思っていたのに忙しいときに時間を作るのは非常な困難を伴います。
感覚とは相対的なものです。
忙しいわけないじゃん、と思ったとき忙しいだなんて、
どうやってどこで時間を作ればいいのかわからない。そんな僕はブログを1カ月放置しましたごめんなさい。


でもね、忙しいながらもプライベートも充実しておりました。
映画を3、4本見ました。(雑
よく遊んでるゲームの友達たちとの忘年会にも行きました。
とても楽しかったです。

どんな映画を見たかといえば、
「ベイビードライバー」
「ブレードランナー2049」
「ゲットアウト」
「エンドレスポエトリー」
の4本です。3、4本と書きましたが明確に4本でしたねお詫びして修正いたします。

かいつまんで言えば、
「ベイビードライバー」は、いろいろなジャンルの歌をリップシンク(歌に合わせて口を動かして歌ってるように見せる芸)で多用しつつ、音楽の中に人の立てる音や物音をリズミカルに使いつつ、さらにそれをアクション犯罪映画に仕上げた大変素晴らしい映画でした。
「ブレードランナー2049」はみなさん感想がいろいろあるとは思うのですが、僕は無でした。良いとも悪いとも楽しいとも退屈だとも思わなかった3時間。僕はもしかしたらオリジナルの「ブレードランナー」好きだと思っていたのですが、
違ったのかもしれない。でも見なければずっと見なきゃな、と思ったであろうことを考えれば良き3時間でした。
「ゲットアウト」は、彼女の家族の家へ行った彼氏が巻き込まれるコメディ仕立てのホラー映画。おっそろしく完璧な映画でした。今年見た映画で一番よかったかもしれない。ほとんど何も起きないままただただ続く違和感が最後に解消されていくすさまじさ、これが初監督作品だとは思えない。2THUMBS UP!(NEW YORK TIMES風)
「エンドレスポエトリー」は、ホドロフスキー監督の自伝的映画の第二弾。前作「リアリティのダンス」は監督の幼少期、主に父親のことが描かれておりましたが、本作では本人の青年時代がデフォルメされたマジックリアリズムの世界が圧倒的に美しくて、色弱の僕は本当に色が見えたら素敵な映画なんだろうんな、と思いつつも、詩人を志す主人公、そして彼がぼんやりと所属するぼんやりとした(本物かどうか疑わしい)芸術家グループの不確かさ、そんなものが何か自分に跳ね返ってくるようで、大変ためになる映画でした。



さてさてさてさて。
一年には年中行事というものがございますね。読んで字のごとく、年の中でやる行事。
初夏にはアユを食べ、真夏にはナスに割りばしを刺し、そしてクリスマスにはイルミネーションを見てわー綺麗と思ってなくても言ってみたり、そういうこういう時期にこういうことをする、というのが年中行事ですね。
そういう社会的なこともあるのですが、僕にはいくつか自分の決まりごとがあります。別に決めたわけではなく、なんとなくそうなっていたのですが、毎年1月にはカフカの「変身」を読む。そして、毎年12月にはエミリ・ブロンテの「嵐が丘」を読みます。
いつから始まったのか覚えてないのですが、確か中学2年生のころ、友達と歩いていてなんとなく入った古本屋で買った「嵐が丘」を読んだあの12月が最初だったと思います。そしてそれから毎年冬になると読み返してしまう「嵐が丘」

そして、これだけは言っておきたい。
僕は決して「嵐が丘」が好きではありません!

にもかかわらず、毎年読んで早20数回。何度読んでも全くもって分かりません。
大体、名前同じ人が多すぎて、比較的少人数の閉鎖コミュニティでの話にも関わらず、登場人物のほぼすべての人が性格がおかしくて暴力的で精神錯乱を起こしていて発言も矛盾だらけで、すぐ死ぬだの殺すだの言って大変なのです。
ヒースクリフという何だか出生も何も分からない荒くれ者を中心に起こる愛憎劇なんですが、
一貫性の無い性格、支離滅裂な会話、矛盾だらけの行動、これが作者の意図したものだとしたら、こんな人物を作り出すその技量に脱帽です。もしも作者がただただ支離滅裂な人だとしても、こんな化け物のような小説を書いたのならばそれでいいです。
でも、もう一度言います。僕は別に「嵐が丘」が好きではありません。

なぜ好きではないのでしょうか。と、その前に、好きではないと言うこと、とは一体何なのでしょう。
好きではない、と言えるということは、ある程度その作品に対して評価を与える土俵にはのっている、ということです。
つまり、何とも思わない、気にもならない、というものではないということです。
そういう意味では、評価するに値するもの、と言っている時点でそれは、一種の「好き」なのだと思います。
なので、一義的な意味では「嵐が丘」を僕は好きな訳です。
だがしかし、それにも関わらず明確に「好きではない」と言えるということは、僕は僕なりに「嵐が丘」を理解しているということなのではないでしょうかどうでしょうかみなさん。

さて、話はといえば、辺鄙な村からも離れたところにある二つの家とそこにある日現れた出生不明のヒースクリフとの間に起こる二代にわたる愛憎劇です。
キャサリンさんがおりまして、その人がいなくなりまして、違うキャサリンさんが出てきたりですね、ヒースクリフ(名前)の子供がヒースクリフ(名字)だったり、大変不条理なんです。
でも読んでいると、その名前の同一性も何やら必然に思えてきたり、荒涼とした土地に起こるパーソナルな心模様が、大変実感を伴って僕に迫ってくるのです。

僕は、英語の原書と、日本語訳は、岩波文庫版、新潮文庫の上下巻だった旧版、一冊になった新版の4種類持っているのですが、どれも一長一短、いや、ひとつは完全に誤訳にまみれていてい大変なことになってるように思われるのですが、唐突ですが、「嵐が丘」は、「リア王」「白鯨」と並ぶ英語で書かれた三大悲劇と呼ばれています。これはどうも怪しい情報で、エドマンド・ブランデンという人が1920年頃に日本の大学で教鞭をとっているときに言ったことに端を発しているようです。
横道にそれましたね。
全体的に長く大仰なセリフや細かい描写が多く、どの言葉がどこにかかるのかの判別が難解でなかなか日本語訳が定まらないのはないかと思います。
僕自身、英語で読んでもこれはなんだか手におえない、といった気がします。

さて、そういったことでですね、とにかく個人的な心模様が行き場も無く、近場の人にまき散らされて、そして、登場人物たちが自らどんどん悲劇的になっていくその様子が、僕には理解できない。
理解できない、というか、共感できない、というか、好きではない、というか、こうありたくない、というか、なんというか、そういう感じです。
これは都市では起こり得ない物語です。限られた閉鎖空間であるからこそ起こりえる出来事を扱った小説で、都市好きの僕としては、やっぱりそんなところも趣味じゃないのかな、と思います。

さて、そろそろ「嵐が丘」も後半に入ってまいりました。キャサリンとヒースクリフの物語はひとまず終わり、キャサリン2号とヒースクリフ2号がそろそろ出てきますね。もうこうやって書くとSFなんじゃないかと思われたあなた、違います順文学です。では、読書再開します。


あ。
そういえば、カズオ・イシグロさんがノーベル文学賞取りましたね。去年の振り切れたボブ・ディランという回答にノーベル委員会も何か反省したのでしょうか、極めて保守的な手法の作家カズオ・イシグロさんになりまして、僕は大好きなので嬉しいです。
「充たされざる者」が一番好きです。



今日もまた大変実の無いブログでしたね。
では良いお年を。


嘘です。今年中にはもう一回くらい何か書きます。





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by takekiygalmuto | 2017-12-17 18:53 | 日記

サーカスを終えて。

なかやま幻影ウェディング、祝祭のサーカスがやってきた!


ふたつのサーカスは、同じ出演者と演出家で作ったものだったにも関わらず全く違う作品になりました。

僕はウサギさんでした。こんな感じ。
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爆音の中、拡声器を片手に走り回ってました。
なかやまは、普段はただの駐車場。
そこに突然サーカスが現れて、人力メリーゴーランドが現れて、それはもう本当に夢のような世界でした。

僕はレイ・ブラッドベリの「何かが道をやってくる」というファンタジー小説が子供の頃からすごく好きで、
突然不思議な楽隊がやってきて、サーカスがはじまって、そして過去と現在が交錯する悪夢のような物語です。

サーカスの魅力って、終わったあとに何も残らないっていうところじゃないかと思ってます。
あんなに華やかだったのに、次の日にはサーカスの痕跡も無く、ただの駐車場に戻っている。本当にサーカスは来たのかな、自分が見たものは幻だったのかな、と思うこと、そこに魅力を感じます。

1夜限りの出来事が、不可逆的に過ぎ去ってゆく。
楽しかった時間はもう戻らない。
その一瞬の美しさが移動式サーカスにはあるように思います。

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炎がボーッ!


京都での「祝祭のサーカスがやってきた!」も
その場所でしかできないことを作り上げて、やっぱり次の日には無くなっている。
サーカスは夢が詰まっていると思います。
消えてしまうから、終わってしまうから、美しい夢があるんだと思います。

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自分がこんなにも様々なコンテンポラリーサーカスに関わるとは思っていなかったけれど、
これからもたくさんのサーカスに関わっていきたいな、と思ってます。



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by takekiygalmuto | 2017-10-17 19:03 | 日記

忙しさMAX

最新のブログから一カ月近くたっておりました。
さて、なぜでしょう…

それはですね、
僕がウサギの格好をしてサーカスをしていたからです。
横浜で、よこはま幻影ウェディング、そして京都で、祝祭のサーカスがやってきた!
のふたつをやっておりました。
楽しかったし、あんな衣装をつけることなんてなかなか無くて、
しかもあんまりピアノ弾かなくて、叫びまくっていて、
とても新鮮でした。

そのあとは、福岡の高校生の前で芸術鑑賞会、さらには熊本の小学校で授業をして
やっと東京に帰ってきたらめちゃ寒くなってるんですけど、なんなんですか!

さて、今週来週は怒涛のライブラッシュ!

2017年10月19日(木)「セクシー大サーカス」
渋谷 サラヴァ東京
18:45 open 19:30 start
予約2600円 当日3100円
出演:KANA∞、バーバラ村田、セクシーDAVINCI、イーガル


2017年10月20日(土)「闇夜の音楽綺譚」
あやちクローデル×イーガル
綜合藝術茶房喫茶茶会記

19時開場、19時30分開演
1D付3,000円
何十何回めかわかりませんが
お待ちしております
ワンマンライヴです
茶会記は飲み物500円


2017年10月24、25日(火、水)『MUSIC COCKTAIL CLUB レシピ・ハロウィン』
原宿 ミュージックレストラン ラドンナ
イーガル(とっても目立つピアニスト)、 井上 彩名(日本語で唄ったり喋ったり)、 あやちクローデル(唄う空間造形屋)、 idio2=イデオッツ(Hi2/こ~すけ スタイリッシュコメディ)、 蜂鳥スグル(地獄のカウンターテナー)、 山下 慧悟(ブレない執事)
前売5,000円 /当日 5,500円
※ご飲食代別途要
日本ではちょっと珍しい、サプライズやハプニング満載のラスベガス・スタイルのミュージックショーです。
華やかで愉快…そしてどこか哀しく懐かしい…そんな大人の宴のハロウィンナイト!!
皆様も仮装で遊んだり、ちょっとオシャレしたり…美味しいディナーもご堪能ください。

【ショーのご予約方法】
●電話予約 03-5775-6775 (15:00~22:00) ※営業日のみ
※ 電話でのご予約の際に、チケット代の振込先のご案内をしております。
●WEB予約 http://www.la-donna.jp/reservation.html
※ WEB予約に際しては、クレジットカードが必要になります。
★ご予約の際にお席の希望を伺います。
(あくまでも、ご希望ですので、ご注意ください。)
希望のお席のある方は、お早目のご予約をおすすめ致します。


2017年10月28日(土)『えのき祭』
目黒区立大橋えのき園
10:00~14:00
スペシャルゲスト:セクシーDAVINCI、イーガル


2017年11月19日(日)
『女極道最前線~逝かば秋』
場所: ALT_speaker
時間: 18:30 オープン 19:00 スタート
料金: 2500円+ドリンク代
出演: 金子純恵(三味線ジャズシンガー)、バーバラ村田(パントマイム)、あやちクローデル(唄う空間造形屋)、イーガル(ピアノ)

ニューヨーク在住の三味線奏者且つジャズシンガーの金子純恵姐さんが一時帰国との噂に
東京の女極道たちの緊張状態は一触即発の危険水域に達した。そして11月19日、東中野ALT_speakerにて、最強の女性パフォーマーの頂上決戦の火蓋が切って落とされる!
逃げずに見ろ!



ってなことで、10月も乗り切りますね。





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by takekiygalmuto | 2017-10-17 18:59 | 日記

色弱問題

なんということでしょう、昨日ブログを書いたのに、今日も書くというこの勢い。
今日は告知はしません。なぜなら、昨日したからでございます。

さて、最近僕の中でホットな話題はといえば、色弱です。
僕は色弱なんですね。緑と赤の差が分からない。茶色と赤が分からない。
グレーとピンクが分からない。などなど、色々分からない色があるのですが、
先日、「色のシミュレータ」という色弱の人がどういう風に見えているのかを体感するアプリを入れて、
色んな人に俺はこう見えてるんだよ、と見せたところ、ものすごく驚かれました。
誰がどんな色でものを見ているのかは、正確には分からないけれど、
僕の色弱は、色弱の中でもかなり強い方だということがどうやらわかりました。
僕の見える世界は大体セピア色みたいです。
そういえば、歌舞伎町のネオンとかとっても穏やかな佇まいで落ち着きますし、
色を見てどぎついと思ったことが無いのですが、
客観的に僕の見え方を人に伝えられるのは、ことのほか便利なことだな、とそのアプリを多用しております。

で、ですね、11月上旬公開の『ゴッホ 最後の手紙』という映画の試写に行ってまいりました。
これがもうすごいんです。ゴッホの死をめぐる謎を追う映画なのですが、
まず、ゴッホの絵を元にした構図を多用した実写映画を撮り、それを世界中の画家たちが
1秒12枚、6万枚以上のゴッホタッチの絵にしたアニメーション映画です。
それだけでもものすごい作業だなぁ、と関心するわけですが、内容もとても素晴らしい必見映画になっております。
公開されたら、ぜひ見に行ってみてください。

さて、その試写のあと、知り合いから「疲れなかった?」と聞かれました。
僕は疲れなかったので、よく意味がわからなかったのですが、どうやらゴッホの絵は
色がどぎつくて、それを90分見せられるというのはかなり疲れることのようです。
ここで、僕の見え方をお知らせしたいと思います。

上が普通の見え方。Cと書いてある方ですね。
下が僕の見え方です。Pと書いてある方ですね。

ちなみに僕には上も下も寸分違わず同じように見えます。
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皆さんは上と下、違う色で見えるのでしょうか。
僕はさっぱりわからないのですが、こんな感じにとてもゴッホは多少のデフォルメはあるものの、
自然にある色とほとんど変わず、大変穏やかでございます。

こんな見え方で日常を過ごしております。

生まれた時からこうなので特に日常生活で困るようなことはないのですが、
地味に困ることがひとつだけ。
レストラン等でのトイレに人が入っているのかどうか、何か、赤と緑の違いで把握しろ、というあの合図。
あれが全然分かりません。
まぁ、そのくらいなので支障ないのですが、僕が変な色の組み合わせの服を着ていても
それはそういう趣味なのではなく、僕には違う色に見えている可能性を汲み取っていただけたらと思います。


さて、最近、日本SF傑作選1 筒井康隆「マグロマル/トラブル」を読みました。
半分くらいは読んだことのあるものだったのですが、それでも尚余りある筒井康隆の初期短編の羅列。
最後の方は、まだ筒井なの!的な何だか分からない胃もたれ感に襲われながら読み切りました。
やっぱり素敵。ほんの些細なひらめきやアイデアがこんなにも鮮やかに小説になっていくバカバカしさに胸がすっとします。
さて、次は何の本を読もう。
とても忙しいけれど、やはり今日も僕は本を読むのです…。


次回は、僕の家の電気機器革命とタイムパラドクスについて書こうと思います。


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by takekiygalmuto | 2017-09-12 18:01 | 日記

禅と骨

さてさて、すっかり9月ですね。
もっと早めにブログを更新しようと思っていたにも関わらず、すでに映画か公開になっておりました。

中村高寛監督の新作『禅と骨』
僕は音楽で参加しています。
ポレポレ東中野、キネカ大森、横浜ニューテアトル他にて公開中です。




これがですね、すごくいい映画です。是非とも見てください。
何なんだろう、この人は、というよくわからない圧倒的な存在感と違和感に包まれるようなそんな映画です。
ドキュメンタリーに劇映画、アニメーションがちりばめられております。

今年下半期を席巻するであろう必見の日本映画です。

そして、僕の9月のスケジュールを更新いたしました。

9月29日、30日は横浜市緑区中山駅前でサーカスをやります。
僕は音楽と演奏、そしてウサギさんになりすまして全力疾走いたします。
ぜひぜひ、見に来てください!


今日はね、無駄話を書こうと思っていたけれど、
何だか急用が出来てしまったので、無駄話はまた今度!




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by takekiygalmuto | 2017-09-11 17:51 | 日記
え、やだ、なんてことでしょう。
一ヶ月近くもブログを更新していなかっただなんて。
夏バテですね、してないけれど。

さてさて。
告知です。


2017年8月20日日曜日

Aug.20,2017
四谷三丁目 綜合藝術茶房喫茶茶会記
『闇夜の音楽綺譚』

19:00開場/19:30開演


3,000円(ドリンク代込み)


※入れ替えなし休憩ありの2ステージ構成です

あやちクローデル / うた
イーガル / ピアノ


です。最近のあやちイーガルはとてもシアトリカルになっておりますので、

どうぞお見逃しなく。


そしてそして、


2017年8月26日(土)

13:00~18:00 東京都立川市 立川駅前 すずらん通り

セクシーDAVINCI、izuma、SPINATION、Syan、サンキュー手塚、ながめくらしつ、アートパフォーマー☆ファイター☆、めりこ、大平洋


こちらは、ながめくらしつで出演します。

何とですね、ながめくらしつ、今までとはとても違う試みをしております。

すごい頭を使う稽古をしております。乞うご期待。



んでもってですね、

9月2日から

『禅と骨』

というドキュメンタリー映画が公開になります。

みなさんおなじみに『ヨコハマメリー』の中村高寛監督の第二作です。

試写を見させて頂きました。本当にえげつなく素晴らしい映画になっております。

僕は音楽で参加しております。


てなことでHP見てみてください。みんな、見に行くととてもすがすがしい気持ちになると思います。



今日は告知が多いですね、だって一ヶ月もブログを書いていなかったから…。さーせん。



さてさて、先日、「アルチンボルド展」に行ってきました。

あれですよ、アルチンボルドは、ハプスブルグ家の御用画家として絵を描いていたわけですが、

人の顔を野菜や花で描いたりしてしまう、全くおかしな人でした。

そんなアルチンボルドの絵が大量に来るだなんて!と思って、いそいそ行ってみたわけですよ。


入り口から、あれまーなんということでしょう。

自分の画像をアルチンボルド風にしてくれる素敵なアトラクションが!


さっそくやってみますよね、エンターテインメントにこぞって乗っていくことが今年の目標です。

やるしかないですよね。


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ふえっふぃー!イーガルさんがアルチンボルド風になったよ!
全然似てないけど。くそっ

でもすごいですね、カメラの前に立って、ちょっとじっとしているとこんなものを作ってくださるなんて、素敵な世の中ですね。

さてさて、さてとさてさて、本編の展示ですが、
アルチンボルドの絵はそんなにありませんでした。
むしろ、全体的な印象としてはハプスブルグ家が所蔵している動植物の資料的な意味合いの強いものが多く、
それは果てしなく興味深いものではあったのですが、アルチンボルドの絵はそんなに多くはありませんでした。
だがしかし、それでもありあまるほどの素晴らしさ。
「大気、火、水、大地」や「春夏秋冬」をテーマとした作品群の恐ろしいアバンギャルドさと
めくるめく美しさ。どこを見ても、素晴らしく精密に描かれた動物や花々。
例えば、動物を寄せ集めて人の顔に見えるようにする、花々だけで人の顔を描くなど、
大変執拗な性格のようで、感銘を受けました。

他の展示品も美しく、楽しくすごしたわけですが、
ふと思ったわけです。

「こんなに大々的にアルチンボルド展をやったりなんかして人が集まるだなんてどういうことだ。」

そんなに知名度あったっけ。
でもまぁ、たくさん人が来ていて素敵だなと思いました。

素敵な気持ちで帰途についたわけですが、ここからがイーガルのカルチャラルスタディーズのスタートです。
わたくしのテーマは、行った美術展を如何に生活に取り込むか、なのです。

今回はアルチンボルド的な野菜盛り付けを刊行いたしました。

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ででん。
こんな感じです。概念はあってる。
よし。



そうだ、何だか最近、僕が知ったことなんですが。

僕は元々色弱で、
赤と緑の差が分からず、青と紫もよく分からず、大体色がわからないのですが、
僕の見え方を再現できる「色弱の人がどのように見えてるか」アプリを
あやちクローデルに見せたところ、あまりの驚愕ぶりに僕も大変驚いたわけですが、
今度そんな画像などをブログに貼ろうかなと思っております。

やだ、次回予告なんてはじめてした。
では。





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by takekiygalmuto | 2017-08-11 01:43 | 日記

気がつけば下半期に…

なんということでしょう、気がついたら下半期になってました。
こんばんわ、イーガルです。

怒涛のように忙しかった6月までがウソのように暇です。
暇といっても、何もしていないわけではなくて、やっぱり、色々と忙しかったりなんかするわけですが
リハーサルやレコーディング、小学生の授業にお呼ばれしたり、ライブなんかもしてます。
でも、6月までの忙しさに比べたら一段落という感じで、気を緩めていたら、
毎日ボケボケしてしまい、色んなことがボヤっとしてしまうという、夏休み現象に見舞われて、
ヒイヒイしています。これは夏バテなんじゃないか、という気もしないでもなくはないような気もするんですが、
それは全然違いますから。

今月は家にこもってする作業が多くて、ライブが少ないです。

告知できるライブがとりあえず2つ。
明日と明後日ですね。




2017年7月15日(土)『煉獄ディナーショー~ファイナルアタック!』

場所 大塚 All in fun
18:30 open 19:30 start
2500円+ご飲食代
出演:あやちクローデル、蜂鳥スグル、大和田千弘、イーガル



2017年7月16日(日)『ソンユ×バロン チャペルコンサート』

【 時 間 】開場 14:30 / 開演 15:00
【 料 金 】前売 | 当日 5,000円(税込)
※予約完了後銀行振込
※チケット料金一覧 1枚5000円、2枚10000円、3枚15000円、4枚20000円、5枚25000円、6枚30000円

【 会 場 】東京ガーデンパレス ホワイトチャペル
〒113-0034 東京都文京区湯島1-7-5



今日はソンユさんとリハーサルしてきました。
結構な長丁場だったんですが、楽しいリハでした。
先月もリハーサルをさせていただいたんですが、
何ていうか今日はもっとこう距離感がグッと縮まったというか、ソンユさんの歌の呼吸が見えてきて、
手応えのある仕上りになっております。
ぜひぜひ、来てね。

そして、明日は『煉獄ディナーショー』がファイナルです。
足掛け何年…というこのイベントですが、明日で終わりです。
ブッキングをしてくださっていた森さんがお店を移るということで、
ひとまず一区切りになります。
ぜひぜひ、来てね。





さてと、告知も終わりました。
僕は先ほど言いました通り、ちょっとばかり夏休み的な暇さだったのです。
皆様、長いおやすみがあったら何をしてますか?

僕は色々考えたんですね。旅行に行こうとか、温泉に行こうとか、旅行に行こうとか、温泉に行こうとか。
でもね、ダメなのね、こんなに急にはエジプトに行けません。こんなに急にはオーストラリアに行けません。
こんなに急には近場の温泉に行くかなぁ、だなんて考えていたのに、
気がつけばやっぱり家でしなきゃいけない仕事もあったりして、家にいなきゃいけないわけです。
さぁ、この機会に何をしようか、と考えたところ、
漫画を読もう、ということに相成りまして候。
普段、漫画は全然読まなくて、というか読めなくて、本ばかり読んでいるわけです。
なぜかと言えば、
どういうわけか人物の顔が大体みんな同じに見えてしまって、登場人物の誰が誰かわっけわからんのです。
でも色々、昔読んだ漫画のことを思い出して、
ものすごい量の漫画を購入。
読み尽くしておりました。

漫画。
素晴らしい。
好きだった漫画を読み直してみたら、感動したりワクワクしたり、
何だかイタい十代の僕を思い出したりして、ちょっとおセンチに。

先月くらいにTwitterに好きな漫画10作を書いたんですが、
ピピッとコピペしてみます。



BANANA FISH残酷な神が支配するKの葬列鉄コン筋クリート伝染るんですBLAME!行け!!南国アイスホッケー部フラワーオブライフ鋼の錬金術師最終兵器彼女



我ながら、ほんとに漫画全然読んでないんだな、というくらいすんなり10作浮かびました。
迷ったのは、漫☆画太郎先生の珍遊記とか、あとは忍たま乱太郎とか、風のシルフィードくらいでした。

そんな中、『最終兵器彼女』を改めて読み直したら、
本当にちゃんと純愛で、ちゃんとエロくて、ちゃんとセカイ系で、ちゃんと終わっていて、
何だかもう感動いたしました。
『Kの葬列』は楠本まきさんの絵の美しさが遺憾なく発揮された見ているだけで溶けそうな漫画。
読むというよりも見ていたい、素敵な作品です。
『鋼の錬金術師』も久々に読んだら、ラストへ向かってたくさんの人たちがひとつの場所へ集まっていく感じ、
なんてかっこいいんだろう、とやっぱり感動しました。
『BANANA FISH』『残酷な神が支配する』『鉄コン筋クリート』『伝染るんです』は読みすぎているので
今回は読まず、
『BLAME!』は何と絶版なんですね、こないだ映画が公開されたのに!
早く再販してください!お願いします。あのとき全部売ってしまった僕、お前は20年後にこんなに後悔しておるぞ!アマゾンですげー高いんだぞ、と言ってあげたいです。
『行け!!南国アイスホッケー部』は、ほんとにくだらないエロギャグ漫画で、どこをどうしたってダメな漫画なんですが、何かふと思い出したりすることがよくあって、買ってしまいましたが、あまりのくだらなさに、1週間1冊までしか読まないことにしました。23巻もあるけど。

んでもって、
よしながふみさんの『フラワー・オブ・ライフ』を久々に読んだら、
これがもう、ものすごい傑作で、昔読んだときには全然読めていなかったんだ、と思いました。
高校生たちの青春群像なんですが、何も起きないといえば何も起きないし、
何かが進んだわけでも後退したわけでもなく、だから結局、表面的にはドラマティックな出来事はほとんど起きていないのに
絶対に物語が前に進んでいく。そして、終わった時に、何か人生の美しさを知るような気がします。
「ある時期」に「ある状況」下にある当事者には、その「ある時期」や「ある状況」の価値は見えない、というテーゼなのではないかと思います。
何てぼんやりした言い方なんだ。
この漫画の場合
「青春」という時期にいて
「青春を謳歌している」という状況
は後からしか分かり得ない、ということで、
もしかしたら今現在の僕やあなたも未来のどこかからしか見えない「ある時期」にいるのかもしれなくて、
それは例えば「時代を作った」時代で、50年後から見た時に「新しい芸術作品が次々と生み出された」状況下なのかもしれない、と思うわけです。
逆にとても楽しく過ごしているつもりでも今現在の僕は「とてもつらい時期」にいるのかもしれないけれど、
それは「ある時期」に「ある状況」下にある当事者には判断能力がないのでちょっと後から振り返らないと見えないのだと考えております。

というわけで、すごいことをしてるんだぞ、ってなことを考えながら音楽をやっていても多分、
本質的には自分のやっていることがすごいかすごくないかの判断さえ今現在では不可能なのではないでしょうか。
なので、今はとりあえず、やりたいことをやっていれば、そしてそれに価値があるのならば、そのうち何か意味付けされるんだろーよ、とかぼんやり前に進んでおります。

そんなことを思った「フラワー・オブ・ライフ」。
もう一回読もうかな、すんばらし過ぎた。
でも今日は、おなじよしながふみさんの「西洋骨董洋菓子店」を再読しました。
傷とか痛みを知った人たちが一度それを乗り越えて、
もう一度向かい合って、さらに踏ん張る、みたいな漫画で、大人です。
今はもう少しちょっとだけヒリヒリするような傷つけあうような漫画を読みたい気分です。



では、明日と明後日、ライブでお待ちしております!
来てね!



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by takekiygalmuto | 2017-07-14 21:09 | 日記

次に読む本を選ぶ時

こんにちは、イーガルです。
もうなんだか忙しすぎて、出演情報等も更新全然していないのですが

次のライブは

2017年6月30日(金)
闇夜の音楽綺譚
19:00 開場 19:30 開演
四谷三丁目 総合藝術喫茶茶会記
3000円
あやちクローデル×イーガル

ワンマンです。
あやちのHPに30日(土)とありますが、金曜日の間違いです。
曜日を間違いがちな我らですが頑張ります。



さて、こんなにニッチなブログにも関わらず、読者の方がいるようで
何やら質問を受けたりします。びっくりしました。ごめんなさい。

どうやって読む本を決めてるんですか。

と聞かれました。

はて。どうやって決めているのでしょう。

以前にも書いたような書かなかったような曖昧な記憶しかないのですが
僕は小学校一年生から六年生まで年間100冊読むという学校の方針をめでたく守ってしまった結果、
現在に至るまで年間100冊以下の読書量になったことがないのです。
つまり、まぁ3000冊以上のデータベースがあるわけです。
何となく読みたい本の雰囲気があるとすれば、
ある程度大きい分母を持ったデータベースの中から情報をひっぱり出してくるのが
早いのではないかと思うわけです。

僕の頭の中のデータベースを書いてみたいと思います。

まずは、ジャンル分け。

概ね、自分の興味のある分野は分かっているので、まず
フィクション、ノンフィクションに分けます。
そして、
日本、ヨーロッパ、アメリカ、アジアに分けます。

ここで8通りの結果になりましたね。世界中の本のうち自分が読みたいものは1/8になったわけです。
さらに

フィクションは

純文学
大衆文学
SF
ミステリ
ヌーヴォーロマン
幻想文学

くらいに大雑把に分けています。もうこのへんは趣味の世界ですね。

ノンフィクションは

紀行文
日記
哲学
思想
評論
伝記
学術書
歴史
社会学
建築

とかに分けています。もうこのへんは趣味の世界ですね。

さらに、

ひとつひとつのジャンルの中から更に細分化されたジャンルに分けていきます。

手っ取り早くいけば、
まず、何かSF読みたいな、と思ったら、どこの国がいいかな、と考えます。
ある程度の数を読んでいくと、国や年代によって傾向が分かってきたりします。

アメリカの硬派なSF読みたいな、と考えたら

フィクション→アメリカ→SFまで来ております。
SFのジャンルを考えると
スペースオペラ
タイムトラベル
サイバーパンク
デストピア
社会派
未知との遭遇
火星もの
ニューウェーブ
戦争もの
歴史改変
異世界
などなど、枚挙に暇がないわけですが、
どうも、硬派なSFならニューウェーブかなぁ、とか当たりをつけて、それならハーラン・エリスンあたりが…
おぉ、何か文庫本新刊が出てる!これだ!

とかって言う風に本を選んでおります。

哲学なんかは簡単ですね。
その人の哲学が気になれば、その源流に何があるのか、そしてその人の影響を受けた人は誰なのか、
さらにその人を批判しているのは誰なのか、
それさえ分かれば何とかなります。

あとは、何となく、
文庫本に関して言えば、出版社別に色があるというか、もちろん、同じ作家が色々な出版社から出しているわけですが、
何となくですよ、何となく色分けがあるとは思ってます。

岩波文庫は冒険の少ない安定の古典中心
新潮文庫は冒険の少ない安定の近現代中心
河出文庫はちょっとニッチな小説が多く
講談社文庫はエンタメでミステリが多く
ハヤカワはSFの充実が素晴らしい
中公文庫はハズレが少なく
チャレンジングな気持ちで新書にレッツゴー。

とか何とか、これは個人の意見ですが、僕はこういう感じで、何となくこんな風なものが読みたい、と思ったときは、
自分の中のデータベースと、出版社別の傾向を考えながら当たりをつけてたりします。

さて、これはもう、本を読まなければいけない、という強迫観念の中で本を選ぶときのことでございまして、
普段でしたら、本を読んでいるとその中に別の本との類似性や関連性、影響を受けたものが透けてみえてくるものです。
これも頭のデータベースの量に依存するのかもしれませんが、
そうではなくても簡単に次の本を選び取ることはできると思います。

例えば、今読んでいる本が面白ければ、その作家の違う本を読むだとか、本の内容と扱っているジャンルが近いものを選ぶだとか、
無数に次の本へと進む手段はあるわけです。
要は、考えろ。と。
一体、自分はこの本の何がどのようにどうして好きだと思えたのか。それがわかれば、
次へ進む道は開けているのではないでしょうか。

何だか偉そうだな、僕。すいません。


例えば今月の読書、どんな道筋だったか記憶にある限り書いてみますと

SFを読んでいて、ちょっと息抜きに見た魔法少女まどか☆マギカから、あれー、そういえば
宇野常寛の「ゼロ年代の想像力」の補足に出てたっけな、とか思いながら再読。
あまりの東浩紀批判に何だかよくわからなくなって
東浩紀の「動物化するポストモダン」と「ゲーム的リアリズムの誕生」を読んで、
社会のデータベース化、小さな物語のことなどを考えたりしているうちに、
宇野さん、東さんが引用している小説を幾つか読んで、面白かったり面白くなかったりしながら、
最終的に友達から借りパク気味に放置されていた東浩紀の「セカイからもっと近くに」を読みました。
これは、セカイ系と呼ばれる小説からの脱却の方法を色々な作家やアニメーター、漫画家の作品に照らし合わせて
提示するというやつでした。
何だか、人が人のことを話してるのって面白いな、と思って、久しぶりに何か対談を読もうと
西尾維新が様々な人と対談した「本題」を読みました。一人の人以外の対談は大変面白かったです。
苦手だった一人の人は、やっぱり苦手でした。

んで、「セカイからもっと近くに」と西尾維新を代表とするようなラノベの両方の脳みそになった僕は、
折衷案的な森博嗣の「スカイ・クロラ」シリーズ5冊を読み始めたわけです。
でも、5冊一気に読むのも何だかなぁ、と1冊終わる毎に一応物語は簡潔しているので他の小説を読んでみました。
間に挟んだのは、田中哲弥の「大久保町は燃えているか」。
これはバカSFというか単なるコメディーというか…ストイックなスカイ・クロラシリーズと対極のものを、と思いまして
読みました。
それから、舞城王太郎をちょっと挟んで、スカイ・クロラ三冊目を読了。
ここでストイック過ぎるスカイ・クロラとは違う飛行機ものを読もうと、ラノベの王道
犬村小六の「とある飛行士への追憶」を読んでセンチメンタル全開になった勢いでスカイ・クロラ4,5冊めを読了。
いまここ。

さて、次に何を読もうか、と僕はまた頭の中のデータベースと交信をし始めるのでした…。


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by takekiygalmuto | 2017-06-29 15:41 | 日記
こんばんわ、イーガルです。
深夜ですね、そうですね。
なんでこんな時間になったのかと言えば、
今日はマカロニと世界の稽古後に、みんなで肉を食べていたからです。
おいしかったです。
ありがとうございました。
そんな稽古の様子はマカロニと世界のTwitterを御覧ください。

んで!
稽古をしたということは!
マカロニと世界が何かやるわけです。
明日18日㈰ 池袋 芸劇前で15:00すぎから17:00まで
マカロニと世界、ヘブン活動いたします。
河童と遊ぶやつです。
いいですね、見たいですね。

告知は色々あるのですが
来週火曜日、水曜日は原宿のラドンナにて「Music Cocktail Culb vol.4」に出演します。
こちら、お陰様で前売り完売しております。

そして、6月30日㈮はあやちイーガル、茶会記でございます。



さて、ですね、前回ブログで洗濯における認識論を鮮やかにあぶり出したわけですが、
別に洗濯が嫌いだから誰かに洗濯して欲しいわけではなくて、
洗濯をする、という行為から認識論の話をしたかっただけでして、事実がどうということではないのです。
人生は洗濯の連続、と樹木希林もCMで言っております。選択、ですけれど。


さて。
今日はですね、名探偵のジレンマについて書こうと思っております。
小説や映画やドラマに名探偵って出てくるじゃないですか。
彼らは天才と呼ばれ、些細な物事から真実を導き出す、という神業を成し遂げるわけです。
だがしかし、困ったことに
名探偵は、事件が起きてからでなければ事件を解決できない、というジレンマがあるわけです。
そりゃあ、フィクションだからそうだよね、と言えばそれまでなのですが、
そんな些細なことから大事件を解決できるのならば、事件を未然に防げるのではないか、という
とても真っ当な批判がつきまとうわけです。
何というか、連続殺人事件何かを捜査していて、あと2人くらい殺される前に止められたんじゃね?
みたいなツッコミはやっぱりあるわけで、
どんどん人が死んでいくのに解決できていないのに果たしてそれは名探偵なのか、というそもそも論もあるわけです。
ミステリである以上、事件が起きていなければいけないわけですが、
色々な作家が色々な手段を使ってその「名探偵」の
メタ的な立ち位置を整えようと試みていますが、
やはり名探偵が登場すると事件が起きるので、
名探偵がいなければ事件が起きなかったのではないか、という元も子もない何かになってしまうことを止められない、
大変根の深いジレンマなわけです。
例えばですよ、殺人事件を未然に防いでいたら、防いだことによって訪れない殺人事件は決して訪れないので、
本当に防いだかどうかは何ともいい難い。ただ、物的に準備をしていることを察して防いだとすれば、
それはきっと防いだのでしょうが、未遂なわけです。そこに小説としての面白さを兼ね備えるというのは、
大変ハードルが高いように思います。
僕が読んでないだけで、そのような小説があるのかもしれませんが、まだ読んだことが無いか、忘れてしまいました。
井上真偽さんが「探偵は早すぎる」という事件を未然に防ぐ小説を最近出版されたので、
読んでみようかと思います。



ええ、本日も前置きが長くなりましたが
名探偵イーガルは昨日ですね、深煎りの珈琲豆を400グラムほど買いまして、密封して頂いたんですね。
それでも溢れるような珈琲のアロマ。さすが深煎りです。
そんな珈琲豆を入れたカバンが、何だか遅延して激混みの電車の中で潰されそうになるという大変な事態に遭遇いたしました。
僕は思ったね。
「やばい。このまま珈琲袋が破裂したら、大きな音と共に珈琲のアロマが電車中に流れだして、
人々が癒やされてしまう!」
と。

そんな惨事は絶対に防がなければならない。
その一心で、カバンと人の間に出来る限りのスペースを作り、
さらにカバンの中の硬いものである程度の幅を確保、その上に張り裂けんばかりに膨らんだ珈琲袋をふたつ載せ、
見事帰宅に成功しました。
名探偵イーガルは未然に事件を防ぎ、そして、週末の殺伐とした車内はアロマで癒されることもなく、
平坦な日常が続いたわけです。

こう書くと、何だ、そんなことか、とお思いのあなた、
想像して御覧なさい。
混み合った、そして大体酒の入った人たちの満員電車の中で大きな破裂音がしたら、
それはもう、大混乱のうちにヤフーニュースですよ。
名探偵イーガルはそんな近未来を予知して、未然に事件を防いだわけです。

そして気づいてしまったんですね。
現実世界でも、未然に事件を防ぐと、何も起こらなかったことと同義になってしまう、ということに。
しかし、何も起こらないように見えるけれど決して同じ出来事の連続ではない日常を描くことは
小説や映画にしかできないことなのだとも思いました。
そこにフィクションの価値があるのだと思いました。
そして、その対極にあるものとしてギミックに溢れたフィクションがあるのだと思いました。
何だか、僕はアロマテロ未遂事件を契機に、そのようなよくわからない合点がいってしまいまして、
探偵のジレンマは、ジレンマのままほおっておこう、それはフィクションが解決すべき問題ではない、
ということに相成りまして候。


今日こそ本当に無駄すぎるブログですね。
何でこんなに無駄にあふれているのでしょうか。


次回は頑張ります。

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by takekiygalmuto | 2017-06-18 01:37 | 日記
日比谷カタンさんと蜂鳥スグル×イーガルでおおくりした東海ツアー、
何とも楽しかったです。東京でやればいいのに、なんて言われても
あるんですよ、あのツアー独特の一体感と一回きりの開き直り感。
でもね、大丈夫、安心して。
次のライブは東京です。

5月27日土曜日
『飛び道具最前線~梅雨前線を防衛せよ』
東中野ALT_SPEAKER19:00開場 19:30 開演唄:あやちクローデル、蜂鳥スグル
ピアノ:イーガル、大和田千弘3000円+ドリンク代

なんですよ。ほらほら、みんないらしてください。待ってます。
待っても来ないのがゴドー、待てば来るのがお客さま!今思いついた名言です。

さてこの一週間何してたんだろう、と考えると、まずはやはり東海ツアーですよね、そして他にも
リハーサルや何やら、毎日違うスケジュールで動くことが通常、という状態は相変わらず、
そんなこんなで、ミュシャ展に行けないまま、展覧会が終焉に向かいつつあることに一抹の不安を感じております。


拝啓ムハさま

ミュシャ、チェコ語ではムハ。
そんなあなたのことを知ったのはバブルの匂いが残る90年代初頭でしたね。
あの新宿の路上、コンサバ女が手渡してくるチラシと
「ミュシャ売ってまーす、無料ですのでご覧になるだけでも結構でーす」
という心の底からどうでも良いと思っているような声。
ラッセンの絵と同じくらい頻繁に見かけました。
そんな画家なんだ、とまだ10代の僕は決め込んで
あなたのことを頭の片隅にも止めることさえありませんでした。
ねえ、ムハ
いつの間にあんなにでかい絵を描いたの
ねえ、ムハ
810×610って号数、ちょっと大きすぎるんじゃない
ねえ、ムハ
あなたにいつ会えるの
ねえ、ムハ、ムハ、ムハ…

敬具

イーガル



ということで、ミュシャのことなんて全然考えてこなかった人生ですが
今回の展覧会は本当にすごい、と様々なところから情報だけが入ってきます。
情報だけ、かと思いきや、図録まで頂いてしまいました。
でも図録を見ていても全く分からないサイズ感。
どういう状況になるんだろう、と想像しているうちに
どうやら一部屋だけ撮影OKな部屋があることを知りました。
それならば、ミュシャの絵に出て来る人のコスプレをしようと
試行錯誤の毎日です。

c0077204_20373232.jpg

この絵は「イヴァンチツェの兄弟団学校」のごく一部なんですが、
真中から少し左よりの人、この人にならなれるんじゃないか、と。

c0077204_20374086.jpg


現状こんな感じです。
まだまだブラッシュアップが必要ですね。

はやく行きたいです、ミュシャ展。
巨大な絵は、もはや建造物。
構図がどうとか、そういうことではなくて、
体感型アトラクションとして、積極的に乗っかっていこうと思います。
日々精進。いい言葉です。
ザルを持って入場可能かどうか、一抹の不安はあるのですが、
一応準備だけはしていきたいな、と考えております。

みなさん、お気づきでしょうか、僕がブログに写真をアップできるようになったことに。
ここに至るまで約半年、試行錯誤の上、写真までアップできるようになりました。
ありがとうございます。

今日は大変実のあるブログでしたね。
みなさん覚えてください。
美術や音楽などやや難解と思われる芸術に対して
受動的ではいけません、能動的に日常生活に取り入れていきましょう。
結果、どじょうすくいになったとしても…



さあさあ、土曜日のライブお待ちしております。
6月はまた6月でバンバン素敵なものが続くんですが、
それはまたミュシャ展に行ったあとに書きます。





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by takekiygalmuto | 2017-05-25 21:00 | 日記