作曲家/ピアニスト 武藤健城(イーガル)の公演情報などなど日々の白昼夢。


by takekiygalmuto

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トゥーサンさん

月曜日。
於:東大

友人の二人と共に、フランスの素敵な作家ジャン・フィリップ・トゥーサンの講演会に行く。講演会かと思ったら、
堀江敏幸(作家)、谷昌親(フランス文学者)、野崎歓(翻訳家) と4人で話す会だった。
取りとめのない話が多かったが、得るものも大きかった。



内容(表向き):トゥーサンの語るヌーヴォー・ロマン(アンチ・ロマン)その後。

内容(実際):トゥーサンの語るベケット。




トゥーサンの語るベケットについて。


スイスの出版社から世界の作家100人に「小説ベスト10」を出してもらう企画があり、その際、トゥーサンはサミュエル・ベケットの「モロイ」「マロウンは死ぬ」「名づけえぬ者」のベケットのモロイからの三部作すべてを入れた。
その結果、トゥーサンは、ベケットについての「序文」を書く依頼を受け、その内容を発表した。

まず、ヌーヴォー・ロマンとは何か、と言えば、
1948年ごろからフランスで発表された小説群のことを指す場合が多く、特にミニュイ社から発表された小説を多く含む。その意味で言えば、ベケットの「モロイ」(51年)が第一作と見ることも出来るが、サルトルが序文を書いたナタリー・サロートの「見知らぬ男の肖像」(48)を一作目とし、ロブ=グリエの「覗くひと」(55)が批評家賞を賛否両論のうち、取ったこと、57年ル・モンド誌で初めて「ヌーヴォーロマン」という言葉が使われた時期あたりから70年代ミニュイ社の方向転換までの時期を第一期ヌーヴォーロマンと見る向きが一般的である。
代表的な作家は、サミュエル・ベケット、ナタリー・サロート、アラン・ロブ=グリエ、クロード・シモン、マルグリット・デュラス等である。(シモンに関してはノーベル文学賞まで取ったし。)

その中でもベケットの存在は大きく、未だ、読み続けられ、大きな影響を与えている。

小説の内容は、既存の小説とはことなり、「作中人物の否定」「物語の否定」「真実らしさの否定」が大きな柱であり、一見して読んだときに、意味を成さない。

サルトル曰く、「アンチロマンは小説の外見と輪郭を保っている。それは架空の人物たちを登場させ、彼らの物語を語る想像力の作品である。だが、そうするのも、われわれの失望をより大きくするためにほかならない。つまり、小説自身によって小説に反論することであり、小説を構成しているようなふりをしながら、実はわれわれの目の前で小説は破壊することであり、完成しない、また閑静しえない小説の小説を書くことである。」

僕自身、トゥーサンは、ベケットの影響を受けた作家だという認識はなかったが、彼自身は23歳の時初めて読んだベケットの「モロイ」が人生最大の衝撃的な体験であった、ということだ。


『序文』内容。

ベケットの小説を読むということは、非歴史的で、時間の経過の存在しない世界へ向かうことであり、つまりそれは、ベケットの精神の内部へ向かう旅なのだ。

ベケットの「モロイ」(以後「モロイ」は三部作を指す」)からの三部作を、プルーストの『失われたときを求めて』を「マルセルは作家になる。」の一文に要約することが可能であるならば、「モロイ」は「モロイは続けなければならない。」である。

良い本というものは、必ず、読んでいたときに自分が座っていた椅子を思い出させる本である。

「マロウンは死ぬ」のどこかのページを開いたとき、トゥーサンはバスの座席に座っていた。目的地に着き、バスを降りたとき、彼は、地面に屈服し、彼を降ろしたバスは遠くへ去っていった。それはまるで、アスフォデロの野で馬から落ちた聖パウロのようであった。


☆☆☆

というようなことで、ベケットについて、明確な解釈を披露。素晴らしいな、と思った。
特に「モロイ」を一文に要約する際に「モロイは続けなければならない。」とした。その裏には、アンチロマン特有の「小説世界を超越した真の語り手」からの視線があり、それこそが20世紀の小説のひとつの特色に成り得るのではないか、と思う。19世紀までの小説には、小説の筋が大きくあり、要約しようとした際に、その「筋」に力点が置かれる。プルースト以後のフランス文学における、小説の「筋の消失」から「たったひとりの話者」の存在への以降はベケットによって明確に提示された感があり、その一文への要約によって、その存在を極めて鮮明に観ることができる。

また、「マロウンは死ぬ」の読書体験を聖パウロの落馬になぞらえて話すその鮮やかな手法は、大変素晴らしく、「序文」でありながら、そこにはアンチロマン独特の意識から映像への飛躍、が鮮やかに現れる。

トゥーサンは極めて明瞭な頭脳で、聞く僕たちにも分かり易く、説明をする。

そして、アンチロマン世代の作家とは一線を画した場所に位置する(そして後継者とされる)トゥーサンと、親友でありライバルである作家のエシュノーズの二人が、アンチロマン世代の作家と違う点を挙げるのならば、
「小説の筋の復権」と「方法論を語る作家の不在」であると言う。
確かに40~50年代のアンチロマンの作品には、筋は希薄であり、70年代のデュラスの登場により、緩やかに筋が蘇る。しかしその筋は、矛盾をはらみ、1つの小説の中で幾重にも矛盾をはらむ供述が繰り返される。
トゥーサンの作品にはその矛盾はやや少なくなり、そこに残ったものは、作中人物の否定」「真実らしさの否定」の二点である。「物語」の復権によって、格段に小説は読みやすくなり、しかしそこには19世紀の小説にはなかった、「作中人物の曖昧性」と「真実らしさの欠如」は明確に残り、それはつまり、アンチロマンを経験した作家たちによる新しい「ロマン(小説)」である。
「方法論を語る作家の不在」とは、アンチロマンにおけるアラン・ロブ=グリエのことを指し、ロブ=グリエは、小説家でありながら、方法論を説いた。また、同年代にサルトル、バタイユ、バルト等が方法論を、こと70年代に、哲学的なアプローチとしての小説論を発表する。
この70年代は、アンチロマンにとっては「方法論の時代」であり、あまりめぼしい小説は発表されていない。
その後、トゥーサンの世代の登場は、70年代の「方法論」から開放された世代と言って過言ではないだろう。
誰もが「小説とは何か」を語ることを放棄して、作品の発表を行う。「方法論」に縛られずに純粋な形で小説を発表することは、20世紀を終えた僕達の世代にとって大切なことなのではないかと思う。
僕達は芸術を作るにあたって、方法論ありき、ではなく、作品を世に送り出す。20世紀を終えた芸術の方向を、ためらいもなく「方法論からの脱却」と明言するトゥーサンは格好よかった。

そして、この「方法論からの脱却」こそ、どの分野にも求められる、現在の芸術の方向性なのだろうと思う。

もちろん、音楽も、ね。


さぁ、作曲しなきゃ。
方法論は、おいといて。
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by takekiygalmuto | 2006-11-29 18:52 | 日記

ひぃひぃ。

もーーーーっ。


締め切りまでもうすぐだと言うのに、サックス四重奏+ピアノの曲が出来ていない。ヤヴァぃ。
すっかり締め切りを忘れてたのがいけないんだ。


先日、イケメン占い師桜倉ケン君から電話がかかってきて、
「たけきの今月は、物忘れとかうっかりミスの多い月だったよー」って
事後報告!

もぅっ! 先に言ってくれればよかったのにー。笑

でも、結構、定期的に「今の俺はこんな感じだよ」と、ケンが伝えてくれるので、何だか、色々安心できます。今月末までで大体大丈夫になるらしいので、がんばります。

相当がんばります。



で。


うっかりミスもなんのその。



ソプラノ、朗読、サックス四重奏のための「ジャズ・タンゴ」(改訂版)


のアレンジ、とうとう完成しまして、楽譜コピー発注済。
本日中には、奏者の皆様にお送りできると思うと、
涙が出そうに嬉しいです。

あー。4年も前に初演した曲が、再演されるのか。。。。と思うと、やっぱり、気持ちがアガります↑  アゲアゲです。


サーぁっ。  もう一曲書かなきゃな。っていうか、「冬の夜ひとりの旅人が~サックス四重奏とピアノのための」という題名を決めてしまったことが、やや足枷のようになっている気配濃厚。

もっと自由に書いちゃおう☆

何とか、あと2日あれば、仕上がりそうだし♪


それが終わったら、演歌、ポップスのアレンジを矢継ぎ早にせねばならず、

ライブのリハをして、


来月末(年末)までにはピアノ曲を仕上げたら、ゆっくり出来そう。



12月入ったらね、でも、

食事行ったりしたいなーーー。






たけき
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by takekiygalmuto | 2006-11-27 14:02 | 日記

必死です。

サックス四重奏+ピアノの曲を書いています。

この編成の曲は今までにあまり書かれていない。そのために、参考になるような曲があまり無い。サックス四重奏ならばピアノは入らず、サックスソナタなどは、サックス+ピアノなので、
あの分厚いサックス四重奏に、さらにピアノを入れた曲はほとんど存在しない。

あまりにも音の安定感が在り過ぎて、ナカナカ、冒険がしにくい、というのが一つ理由にあるような気がする。
Tutti(全合奏)の場合、鳴っただけで強烈に安定感のある大きな音が生まれる。まだ、曲を書いている状態なので、音は想像でしかないが、
どうも、室内楽には、普通無いくらいの大音量は必至ではないか。
それをどうにかこうにか、頑張って、繊細で、
素敵な室内楽、という雰囲気にしたい。

安定感のあるハーモニーを崩して、不安定で、耳をそっと傾けて聞かなければ、音を聞き逃してしまうような、静かな曲にしたい。

そんなこんなで、難航しています。しまくってます。
頑張って書いてるんだけどなぁ・・・。



行きたいコンサートやライブがたくさんあるんだけど、行けるかな、大丈夫かな。


☆☆☆


作曲の作業をしているときには、あまり現代音楽やクラシックを聴かない。自分がこうしよう、と思っている部分を、他の作曲家の曲を聴くと疑いはじめてしまうので。
「こうだ。」と思ったら、もう音楽はポップスしか聴きません。笑

本日は、作曲の合間合間に、「ちあきなおみ大全集」そして、中島みゆきのニューアルバム「ララバイSinger」を聞いてます。笑

あー、どうしよう、気がついたら、サックスの曲が、みゆき的になっていたら。。。。



にゅーん。

んでもって、僕の長年の友人でサックス奏者、早川貴君の所属している素敵スカバンド、オールアバウトスカパフォーマーズのライブがあります。
僕も行きまーす。
お暇だったら、冬真っ只中、スカにおぼれに来てみてね☆

■渋谷 LUSH

「オールアバウトスカパフォーマーズ ONEMAN SHOW!!」

■2006.12.01(Fri)
■OPEN 19:00
■START 19:30
■ADV 2000yen(+1D)
■DOOR 2500yen(+1D)
■来場者全員にプレゼント有り
■BAND
オールアバウトスカパフォーマーズ
スペシャルゲスト出演決定!!


チケットぴあ (Pコード 244-264) _10/28 SALE

ローソンチケット (Lコード 31347)

INFO渋谷LUSH



たけき
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by takekiygalmuto | 2006-11-25 02:26 | 日記

来月のライブ一覧。

来月以降のライブ、コンサートの予定です。


2006年12月7日(木)

青山月見ル君想フpresents「NICE MUSIC」
開場開演:18:30/19:00
料金:前売り¥2000当日¥2500(共にドリンク別)
店頭発売開始:10/8~
http://www.moonromantic.com/

出演 ★田野崎 文★Daial Group★月の203号室 
★YASUKIYO {PIANO 武藤健城<イーガル>
PER金子貴志 アコーディオン 大久保敬<けいさま>}
他 



12月16日  12:30-、14:00-の2ステージです。
東京オーヴァル京王閣

出演:YASUKIYO、イーガル


12月16日

きしゆうじ 新宿を唄ふ
場所:ソワレ(新宿ゴールデン街三番街)
時間:21時スタート
料金:2000円+ワンドリンク

出演:きしゆうじ、イーガル(ピアノ)、梅村広明(ギター)
お問合せ)ソワレ:03-5272-8088/新宿区歌舞伎町1-1-7



12月17日(日) STUDIO千駄木344
噂の朗読会『キャバレー vol.2』
出演:鈴木佐知(歌人)、秋葉直美(ダンサー)、武藤健城
14:30開場 15:00開演
2000円
お問合せ)僕もよくわからないので、日記にコメントくれたら何とかします笑




12月25日
MOJO WEST<北山> 

出演 ★YASUKIYO <ピアノ 武藤建城 他ゲストミュージシャン
有り> ゲストステージ★武藤建城<現代音楽> ★空中ループ

OPEN 18時半 START 19時半

チケット代はございません
ドリンク フード代他
バウンディング
<チップ>せいです


☆☆☆

ということで、今年もあと1ヶ月ですが、
ポップスをやりまくってます! 来年1月からは、4つほど、クラシック、現代音楽のコンサートが続くので、しばらく、僕の出るポップスは少なめかもしれないので、
ちょっと、この機会にイーガル君のポップスみちゃいたいな!みたいな人がいたら来てくださいね♪

一番メインは、12月25日、京都ですが、30-40分くらい、僕のソロステージ、歌うたって、ピアノも弾いて。。。な、クラシックもポップスもやるようなステージに致します。

☆☆☆

そして、今月ったら、あとちょっとしかないんですけど!
編曲、作曲、かなり締め切り差し迫って、辛いです。
辛いんですが、頑張ってます!

ちなみに、来年は。

1月13日

「Saxophone Tale」
日暮里サニーホール コンサートサロン
18:30  オープン  19:00 スタート
曲目:
サクソフォーンのための小四重奏曲(J.フランセ)
Petit quatuor pour saxophones/Jean Francaix

アンダンテとスケルツェット(P.ランティエ)
Andante et scherzetto pour quatre saxophones/Pierre Lantier

冬の夜ひとりの旅人が 委嘱新作(武藤健城)
If on a winter's night a traveler/Takekki Ygal Muto

ジャズ・タンゴ(武藤健城)
Jazz Tango/Takeki Ygal Muto



チケット問合せ等、よく分からないので、俺にメールくれたりしちゃってください☆

1月28日
1月28日
スラボミア スタニスワブ コバレフスキピアノリサイタル
場所:明日館
開場:17:30 開演:18:00
演目:スクリアービン、ショパン、バッハ、グリーク
武藤健城「委嘱新作」ピアノ連弾のための


こちらも良く分からないので、メールください!


てな感じで、現在、猛スピードで僕は作曲しています!
はたして間に合うのかっ!!


がむばります。
応援宜しく。甘いもの宜しく。チョコレート好きです。




たけき
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by takekiygalmuto | 2006-11-20 19:31 | 日記
昨日は、新宿ゴールデン街「ソワレ」で、
定期的に開催される「ソワレde発表会」の第二回目が開かれました。

出演は、もちろん、いつもどおりの三人。
YASUKIYO、大久保敬、そして僕。

三人とも生声でマイクなしで歌います。

今回の僕の曲目です。

第一部
1、咲き乱れよ 乙女たち/カスケード
2、落蝶/イーガル
3、黄昏のビギン/ちあきなおみ

第二部
1、時の過ぎゆくままに/沢田研二
2、海/イーガル
3、星降る丘/イーガル
4、北国行きで/朱里エイコ

でしたー。

今回は、第一回の楽しくワイワイするようなライブとは違い、全体的にしっとりした感じだった。
特に敬君の歌う松山千春の「恋」とかYASUKIYOの歌うAIKOの「カブトムシ」が良かったなーー。みんなもちろん、オリジナル曲も素敵だけれど、
「おっ」と思わせるカヴァーをするのも、この「ソワレde発表会」の魅力だと思います☆

やっぱりみんな歌うまいね。うまい、というか、歌がある、という感じだった。
第三回目は、何やろー、とか、他の人は何やってくれるんだろーって楽しみで仕方がないです。

そして、お題が出ていて、
みんなオリジナル曲を「電車」をテーマに書くことになりました。
第三回に来ると聞けますよーん☆

そして、今回、兎に角、大変だったのは、、、
本当に本当に、俺が尊敬している歌い手、シャンソン歌手のソワレさんが一曲歌ってくださり、
その伴奏をしたこと。
シャンソンの名曲「枯葉」をやりました。一体、何を弾いたのか全く憶えていないし、ソワレさんの歌も殆ど聴けていない、という大変なテンパり様で、僕は終わったあとも終始「ごめんなさいごめんなさい」と言い続けていたけれど、
何となく、無事に歌い終えた。
彼の歌声は、本当にすごいです。。。


まぁ、色々ありましたが、今回も楽しく、素敵なライブができました。
御来場してくださった方々、ありがとうございましたっ!

そして、本日朝から仕事だったために、飲まず、速攻帰ってしまってすみません。YASUKIYOと敬君ごめんー。また、今度、じっくり飲みましょう☆


12月20日にONAIRwestでソワレさんのライブがあります。
お暇なかたは行ってくださいねっ! 僕も行きますー。

ふたりのBIGSHOW~スペースチックにI LOVE YOU
出演:ソワレ、ギャランティーク和恵 他
12月20日 open 19:00 start 19:30
3000YEN (前売り) 3500YEN(当日)
チケットは、チケットぴあなどにお問い合わせください☆
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by takekiygalmuto | 2006-11-19 12:34 | 日記

京王閣は素敵なトコロ。

11月15日は、YASUKIYOと共に、
京王多摩川にある競輪場、京王閣でライブをしてまいりました。

15分ずつのステージを二回、レースの合間にやっちゃうんです。


これがまた、場末感漂う素敵な場所で、
素敵な場末な食事を御馳走して頂き、そして、素敵な場末の観客の前で歌う。

YASUKIYOのオリジナル曲「はんぶんこ」からスタートして、第一回目はフォーククルセダーズの「悲しくてやりきれない」で、にんまり終了。

第二回目は、僕、ソロで八代亜紀の「なみだ恋」を歌った。短い曲なのですが、一番が終わったときに拍手が、そして、二番が終わったときには

「亜紀ちゃん!」


という掛け声が!


「亜紀ちゃん!」

!!!


いいやーーーー、俺は、八代亜紀じゃねーー、と思いながらも、競輪にきたオヂサン、オバサンたちが楽しんでくれている様子がとても嬉しい。

次はYASUKIYOが美空ひばりの「悲しい酒」坂本九「見上げてごらん夜の星を」を歌い、終了。。


と思ったら。



「アンコール!」

の声が。YASUKIYOから後で聞いたところによれば、競輪場でのアンコール要請は初めてだったらしい。

またしても少々割愛して「悲しくてやりきれない」を歌い、今度こそ終わった。


何だか、ああいう場所に来ている、少し寂しそうな男や女を前にして、歌を歌って喜んでもらえる、というのは、なんとも嬉しい。
大きなハコでライブをやって、喜んでもらえるのもそれは嬉しいけれど、一期一会というか、競輪場にきて、ふらっとライブを見てくれた人たちが喜んでくれるというのは、
どうしようもなく嬉しい。

そして、やっぱり演歌がウケるんだなーァ。
あの場所でライブ、またやりたい、というか来月も12月16日にやるのです。今からすでに楽しみで仕方がありません。

気合いが入ります。



ただね、気になったのが、競輪で負けた人もいるであろうその場所で、

♪悲しくて悲しくて とてもやりきれないーー
このやるせない苦しみはぁ 明日も続くのかぁ…

って歌ってよかったのかどうか、謎。笑

いいや、いいのかな。

他の曲も

「悲しい酒」「なみだ恋」とナカナカやるせない思いのものばかりをやった。

でも、アレか。きっと、生で音楽を聴けるだけで嬉しいんだ、オッサンたちは。名も無き場末のオッサンたちを喜ばせたり、感動させたりできたら、それはそれは、
この上も無く、嬉しいことです。


ということで、京王閣のみなさーーん、
これからもよろしくお願いいたします。

勇んでまいりますので☆


かなーぁしくてかなしくてーーぇとてぇもやぁりぃきれぇなぁぃぃ♪


明日は、新宿ゴールデン街「ソワレ」でライブです。

ソワレで
発表会
vol.2
夢のコラボが実現です。歌とピアノの新宿オペラ!

出演:逢坂泰精
大久保敬(新宿フォーク)
武藤健城(Ygal)
日時:2006年11月18日(土)
   Open:20:30 Start:21:00
料金:2,000円
場所:新宿ゴールデン街「ソワレ」
問合:03-5272-8088
* 先着20名限定ですので、ご予約をお願い致します。
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by takekiygalmuto | 2006-11-17 14:15 | 日記

そろそろ。

昨日は、先日僕のコンサートで三味線弾き語りをしてくださった新内剛士さんが父で人間国宝の仲三郎さんと国立劇場に出演する、ということで、見に行ってきた。
日舞の「菊之会」の舞踊会だった。
13時からスタートしたらしい舞踊会、しかし、到着は17時半だったので3演目しかみていない。剛士さんは一番最後だし、それだけ見られればいいか、と思っていた。

歌舞伎などでもしばしば見られる『二人椀久』(ニニンワンキュウ)。日舞では初めて見た。やはり、女が男役をやることに、そして、女が女役をやることに若干の違和感を覚える。
歌舞伎を見慣れたせいだろう。
しかし見ているうちに、とても健やかな気持ちになり、楽しかった。
僕は『二人椀久』はかなり好きだ。
椀久は、豪遊が過ぎて親類縁者の手で座敷牢に閉じ込められ、そして椀久が発狂して諸所彷徨い、
松ノ木を目にしたときにふかく馴染んだ遊女。松山太夫を思い出し、幻想のなか二人は浮かれ騒ぎ、そして、松山の姿が消え、椀久は、もだえ悲しむ、という舞踊。
延々と陽気な宴の踊りが繰り広げられ、ぐちゃぐちゃとランチキな宴が続く。そして、松山が消え、椀久が一人になり、うつぶして倒れていくところの哀愁。
あまりに陽気な宴から、一転して、悲しみに暮れるコントラストが非常に美しい。大変好ましい舞踊でございます。

そして、メインイベント。

新内剛士さん作曲『今昔想曲恋嫁入』(イマハムカシトドカヌコイノヨメイリ)

先日、剛士さんが「これは子供たちの為に作った新内なんですよ。」と言っていたので、オヤオヤ、どういうことなのだろう、と思っていたら、なるほど、確かに子供向けだ。

物語は「ねずみの嫁入り」で、ねずみの母がねずみの娘を世界で一番偉い者と結婚させようと画策する。相手は、太陽じゃないか、風じゃないか、と転々として、結局は、ねずみの子が恋仲であった手代のチュー助(ねずみ)と結婚することになってめでたしめでたし、というものである。
新内のドロドロとした恋の世界ではなく、からりと、明るく、全く毒気の無い舞台。伝統芸能の世界では、しばしば、そのような、かろみ、があわられる。そのようなものを新内で作り上げた、というのは、見ていて楽しかったし、価値があるように思った。
本格的な新内も聴きたいが、このような愛らしい演目も時としてはステキだ。



夜は、
ステキな歌手、逢坂泰精君や石川清貴君と家で飲んだ。
何て楽しい夜なんでしょーー。
総勢、6名。男ばっか集まって飲む夜は、何だか修学旅行みたいで。(行ったことないけど!そんな感じ!)

朝になって、泰精はすでに明け方帰った様子で、楽譜がおいてある。今度のライブでやるもの。


清貴は、沖縄に帰らねばならないので、空港へ。


みんなでライブできたらいいなぁ、なんて思っている。


が、やらねばならないことが多すぎて、ちょっと困っている。


自分用メモメモ。
締め切り。
『ジャズタンゴ』編曲
サックストリオ作曲
ピアノとサックス四重奏作曲
4月の舞台作品作曲、音楽監修
「人の本」原稿、月末。
チラシ(2公演分、制作依頼)
出演者の確定。
ケーキを買う。
できたら、ヴァイオリン主体の室内楽。ソロorピアノ&ヴァイオリン
18日のソワレ、曲決め。
15日用曲練習。
ソワレさんに楽譜もらう。


あーーーーーー、来週までに半分以上終わっててもらわないとこまるから。
こまるから!


11月にやることの多さと言ったら尋常じゃない。
他にも舞台の練習入ってるしーーー。何からやったらいいのやらぁ。


とりあえず、本日より、ものすごい勢いで、
はじめねば。

付き合いが悪くなったら申し訳ない。飲まず、遊ばず、作曲します。
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by takekiygalmuto | 2006-11-09 11:58 | 日記

若干リンクを。

リンクを追加致しました。

もしもーーー、もしもーーー、そりゃマズいぜぃっ! っていう場合は、
教えてくださいー。リンク削除しときます☆

何か、本人に昔許可とったようなとってないような、、、、ビミョーな情勢のまま、
リンクに追加してしまいました。

ダメだった場合には先にあやまっときます、ごめんなさい!

あと、僕のリンク入れてくれる人もボシューしとります。



素敵なイケメン占い師
桜倉ケン君
桜倉ケンオフィシャルサイト

おっかしなお笑い芸人兼すごいダンサー
内田しげ美さん
内田しげ美

演歌歌手
きしゆうじ君
きしゆうじつづれおり
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by takekiygalmuto | 2006-11-06 13:21 | 日記

友達がきてます。

本日より、アメリカ留学時代の友達で
沖縄で歌手として、ものすっごい活躍している石川清貴君がうちに泊まってます☆

で、彼のオフィシャルサイトをリンクに追加いたしましたー。
見てあげてください☆

石川清貴オフィシャルサイト


久々に会ったのです。バレエリーナの友人と三人で飲んでおりますーー。



うをぅ。


酔っ払いたけき、ビバ。
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by takekiygalmuto | 2006-11-06 01:45 | 日記

コンサート終了。

門前仲町で、コンサート。終了致しました。


僕の曲は
『あなたをはじめてみたときに』(ピアノソロ、委嘱新作)
『藍色の蟇』for Flute and Cello(2001)
『ベルガモツトの香料』ピアノ、クラリネット、三味線弾き語りのための(2004)

の3曲でした。


『あなたをはじめてみたときに』は、
珍しくピアノソロ曲です。練習の段階から、何故か、現代的な和音を使っているのに、
ロマン派的な響きがしていたのですが、やはり本番もものすごく綺麗な響きで、
聴いていて、幸せな気持ちになった。

『藍色の蟇』は、僕が初めて現代音楽の作曲賞を取ったときの曲を改定したもので、
今回演奏されたものの中では一番、現代性が高い。
久し振りに聴いたその曲も、中々心地良かった。

『ベルガモツトの香料』は、新内節の三味線が、ビンビン体に来る演奏で、
何だか何だか僕も誇らしく思えた。

演奏してくださった奏者の皆さん。
そして、御来場してくださった方々、本当に有難うございました☆



健城
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by takekiygalmuto | 2006-11-03 15:23 | 日記