作曲家/ピアニスト 武藤健城(イーガル)の公演情報などなど日々の白昼夢。


by takekiygalmuto

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サリーガーデン

Everyone's Concert終了しました☆


「サリーガーデン」
☆☆☆解説☆☆☆

「サリーガーデン」というアイルランド民謡と同じ名前を持つ花屋がある。そして、一人の女が喫茶店にいる。その傍らで男がピアノを弾いている。女は国語教師で、つかみどころのない生徒たちの中、孤軍奮闘しながらも、寄る辺ない日常に自分を見失っていた。そんな彼女を温かく見守る一人の男子生徒。その優しさに触れ、彼女は次第に自信を取り戻してゆくのだった。やがて彼の卒業する春が来る・・・。

☆☆☆

というもので、主婦があこがれるような物語を作りたい。現実に起こりそうで起こらない夢を見てもらいたい、ということで、本当に素敵なダンサーJOUさん(女)と顔の綺麗なダンサー安西真幸さん(男)に踊ってもらおう、と決めた。
脚本は、歌人で小説家の鈴木佐知さんに頼んで、本番の朗読もやってもらった。
コンセプトは「韓流ドラマ風コンテンポラリーダンス」。メロドラマの中に爽やかな愛を、しかも難解なコンテンポラリーダンスで表現してみたい、ということだった。
第一稿の段階で、これから先どうなるかという感じだったけれど、みんなで話し合いを重ねて、鈴木さんがかなり頑張って、素敵な作品になった。そして、JOUさんのすごすぎる振り付けとダンス。
そんな中、選曲とピアノ演奏は僕…。大変でした。

本番は、

楽しくやれました。あっという間だった。
僕自身、舞台の上にいたけれど、あんなに素敵で明瞭なコンテンポラリーダンスを見た事がない。
舞台の上には、難解さなど一つも無く、すべてが分かりやすい。ダンスに言葉が無いのは、身体が言葉になっているからかもしれない。言葉の上に言葉を重ねることは、意味が無い。ダンスにはそういう部分が多々あるのではないかと思う。
しかし、この作品には朗読があり、朗読とダンスは互いに互いを補い合いながら、全く対立せずに自然に舞台の上に存在していた。
そして、クライマックスに近づいていけばいくほど、女教師と男子高校生の愛は深まり、ピアノを弾きながら照れくさくなるほどの、甘酸っぱい愛のデュエットを踊るのです。
…そんなことを舞台の上でするなんて…、と顔を赤らめてしまいそうな、ニヤニヤしてしまいそうな…。

素敵でした。いい作品にかかわれたと思います。


JOUさんと同じ舞台に立てたことはすごく価値のあることで、とくに一緒に作っていく作業の中で、すぐに答えを出して次に進む姿は、何と頼もしいことでしょう。

JOUさん、本当に素敵なダンサーだなーぁ、と再確認。
また、何か一緒にしたいです、絶対☆



あれ。
そういえば、僕、JOUさん鈴木佐知さんとTriPO+(トライポット)というユニットを組んでいるのですが、今回はTriPO++α(トライポットプラスアルファ)だったんだね、きっと。
ていうか、TriPO+の公演って未だかつて開催されたことがないんですが。笑

まぁまぁ、そんなことで。
これから先、あまりコンサートや舞台をやるつもりはありません。何を一番にやっていったらいいのか、少し考えたいな、と思っております。

と、いいつつ、7月に舞台出てます。来年3月にも舞台出てます。その合間にもコンサートはあります。…けれど、多分、本当にほんの少しだけ、自分のやりたいコンサートをしたりするだけにしようと思います。

あまりにもたくさんのコンサートをやりすぎた。
今回の公演が終われば全部終わる、と思った瞬間に、何か全部崩れるように緊張感が解けてしまった。
今は、ちょっとゆったりしていたいです。2ヶ月ほど、ほとんど何にもしないで過ごすつもりです。
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by takekiygalmuto | 2007-04-30 03:40 | 日記
今、素敵な歌手の人に曲を書いています。
1曲は作曲・編曲を担当。もう1曲は編曲を。ボサノバです。軽みというものをどうやって出すのか、が大変だけれど、作業は楽しいです。

さらにどうやらフォルクローレを演奏することになりそうです。

僕は、基本的には作曲家なのであまりクラシックをコンサートで弾くことはない。
理由は、簡単です。
僕より上手い奏者がたくさんいる! 自分が弾く必要があまりないからです。

とは言っても、企画によっては、作曲者がレコーディングや本番をこなしてしまえば、お値段もぐっと安く、且つ、作曲者の意図を再現できる、ということもあり、
結構、ピアノを弾くことがある。

自分自身では、人前で弾くことに一抹の不安はあるものの、やればやるほど楽しいもので、
やめられなかったりもする。

クラシックをコンサートで弾く、ということはしないけれど、クラシックの曲を朗読やダンスと合わせてやる場合には弾く。さらに即興や、少し実験的、と言われるような場所でも弾いたりする。

さらに、ポップスのサポートや演歌の伴奏、最近は少しラテンやボサノバも楽しいなーぁ、何て思ったりして。

そんなこんなで、友人からフォルクローレ弾いてみない?って言われまして、
何だか楽しそう・・・。さっぱり弾いたことないからどんな音にしたらいいのか分からないけれど、
それでもとても楽しそう。

5月以降、休む気満々なんですが、ちょっと気楽にやりたいです☆

とりあえず、4月28日の市川でのコンサート、
すごく素敵なものに仕上がっておりますので、
お暇でしたらお越し下さい♪
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by takekiygalmuto | 2007-04-26 16:16 | 日記

Everyone's Concert

今週土曜日にコンサートです!



次のコンサートは、ピアノを弾きます。

4月28日 13:30開場 14:00開演
市川市文化会館 小ホール
Everyone's Concert

第一部
『サリーガーデン』ピアノ、朗読、ダンス
出演:JOU(ダンサー)、安西真幸(ダンサー)、鈴木佐知(朗読)、武藤健城(ピアノ)

第二部
尾澤瑞樹(ピアノ)、長谷川陽子(チェロ)、徳山周司(ヴァイオリン)

チケット:1000円



主催:タケキスタヂオ
協賛:㈱フレックスコミックス
   ㈱モビーダ・スポーツ
   月刊羽音編集部
   HIGH JACK


来てくださいなー。
現在、舞台稽古中ですが、とにかく素晴らしく素敵な作品に仕上がっております!
コンテンポラリーダンスを難しく考えている方が多いかと思いますが、
今回の作品は分かりやすく、さわやかに感動できるようなものになっております☆

是非是非来てください♪


武藤健城
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by takekiygalmuto | 2007-04-23 14:35 | 日記

『不実な美女』

13日の金曜日に
『不実な美女』2台のピアノとパーカッションのための、
の初演だった。

リハ、ゲネを通して、どこまで曲が完成するか、というのが最大の課題だった。もちろん、現代曲、しかも新作初演の際は、演奏者自身、未だ且つで誰も演奏したことのない曲を演奏するわけで、どこに演奏の完成があるのかを知らないところからスタートする。
やはり練習を開始した頃は、僕自身も奏者もさっぱりどんな曲か分からない。この時の作曲者の不安は、自分の書いたものがいい曲ではないのか、それともまだ奏者がしっかりと弾けていないからそう聞こえるのか、分からない。
段々と練習を重ねていくにつれて、自分の曲に対する不安、或いは自信が増えてゆく、というのが常である。

今回の曲は、去年の9月には完成していた為に、その後に作った曲が先に演奏され、半年を経て初演を向かえた。
練習を始めた当初は、僕自身がどういう意図で作ったのか忘れている場所も多々あり、ナカナカ困ってしまったが、どうにかこうにか間に合った。

これは、個人的な反省と評価です。

第一楽章
自分が意図していたよりも、第一主題と第二主題のバランスが悪かった。第一主題をもう少し長く、そして、その前に序奏をつけるべきだったのかもしれない。2台のピアノの音が整理されていない部分もあり、打楽器も効果的でない場所があった。
全体をスマートにすべきかもしれない。
ただ、第一楽章としての役割は果たしていた。

第二楽章
個人的には一番苦労して、さらに思いいれのある楽章。
自分のやりたかったことは、無調と調性の共生。無調で不協和な中から調性が生まれ、そこからまた不協和に以降してゆく過程を音にしたかった。
一度調性になってからの展開は、満足のいく出来だった。
演奏者にとっては一番難解な楽章で、演奏に迷いがあった為に、演奏としてはイマイチな感は否めなかったが、良くやってくれた。

第三楽章
20代半ばまで僕は、おどけた、ふざけた音楽が作れない、ということが一つの壁だった。音楽の「軽み」が出ない。
しかしこの第三楽章は、全く軽いものになった。

第四楽章
この曲の中で一番出来が良い。
第三楽章からのアタッカで繋がるために、最後の2楽章は一つとして僕は考えていた。
リズムの躍動感、ピアノと打楽器のバランス共に満足のいく出来だった。


全体としては、バルトークがピアノを打楽器的に使ったことをと、そこに古典的なピアニスティックな技法、メロディーや和音の響かせ方をどう融合させるか、ということをしてみたかった。さらに、古典的な大枠(形式)を持ちながら、中身に何か新しさのあるものを作ろうと思った。

僕としては、成功した部分と失敗した部分があり、演奏を聞いて、かなり明確に自分の曲の問題点や成功点を見れたことが今回、最大の収穫だった。
出来は、80点くらいかな。

やはり、2台のピアノに対する打楽器のバランスの難しさが一番の課題だけれど、それはこの編成ではどうにもこうにも大変難しい問題なので、そんな素敵な編成の曲を委嘱してくれた奏者の方々に感謝しまくりです。
ものすごくいい勉強になった。
オーケストラを書く方が数倍楽だなぁ、なんて思ったりして。
やはり、オーケストラの場合、オーケストレーションのノウハウがあるので結構簡単に出来るのだけれど、2台のピアノと打楽器の場合、ノウハウが皆無なので想像で推し進める部分が多すぎて、頭の中でイメージが出来にくい。
その中で、とりあえず、まあ、良くやったな、という感じだった。

これで、9月から続いた初演ラッシュは一度終了。

次は5月、6月にサックス四重奏とピアノソロ曲の再演があるらしいということですが、まぁやることも無いので作曲はお休み。と思いきや、アメリカの奏者から委嘱が来たくさいので、弦楽四重奏とピアノソロ曲を夏頃までに書くことになりそう。
初演はアメリカ北海岸♪ 久々にアメリカに行けちゃったりしたら、楽しいなー。

ってことで、しばらく、皆様にお知らせするような現代音楽のコンサートは無いのですが、ちょろちょろ色々してるので、シツコイようにお知らせが行くと思いますがご容赦!

☆☆☆

何だか、今回の初演を終わってから「自分の曲が初演されるのを聴く作曲者の気持ちってどんななの?」っていう質問を何人かに受けたので・・・僕はこんな気持ちです☆

僕は作曲家兼プレイヤーなので、まず思うのは「自分で演奏してる方が気持ちが楽。」というのがある。
自分が失敗したら自分の責任だけれど、奏者が失敗したら、奏者が作曲者に責任を感じてしまうだろうなぁ、といらぬ心配をする。あとは、譜めくりが間違えたらどうしよう、とか、楽譜が落ちたらとか、マレットが吹っ飛んだら、とか、どーでもよいような演奏事故を想定してドキドキしてしまったりする。

本番で、いつも思うことは「他人が考えるほど作曲者は自分の音楽を理解していない。」ということ。
リハーサルでは常に楽譜を見ながら、強弱や速度を変えたり、音のバランスを見たり、指示を出す。最後の最後のチェックまでそれを繰り返しているので、本番が初めて、自分の曲を楽譜なしで聴く場になる。
これが意外な落とし穴で、自分の曲でありながら、一聴衆として客観的な立場にイキナリ立たされるわけである。
しかし、やはり自分の曲。主観的であるにも関わらず、どこか客観的になり、とてもソワソワ、バランスの悪い心持ちで進んでゆく。
その楽譜なしの演奏で、初めて聞こえる部分や、意図しなかった発見などいろいろあるけれども、
ニヤニヤしたり、アチャーとか思ったり、内心は複雑で落ち着かない。もちろん、客の反応も気になるし、
ずっとドキドキしているのです。

演奏が終わった後の舞台に挨拶に立ったときに初めてみるお客さんの表情と拍手が、一番ほっとできる時間です。

こんな心臓に悪い仕事やめたいなー、と思いつつ、舞台で挨拶をすると、またやろう、という気持ちになる。
といったわけで、僕は、自分の曲を聴いているときに、何だかその曲を作り始めた頃からの苦労や初演へこぎつけた感動や、色々で胸がいっぱいになりながらも、奏者が失敗しないように祈ってみたり、時々冷静になってみたり、ぐちゃぐちゃしているわけで御座います。


☆☆☆

次のコンサートは、ピアノを弾きます。

4月28日 13:30開場 14:00開演
市川市文化会館 小ホール
Everyone's Concert

第一部
『サリーガーデン』ピアノ、朗読、ダンス
出演:JOU(ダンサー)、安西真幸(ダンサー)、鈴木佐知(朗読)、武藤健城(ピアノ)

第二部
尾澤瑞樹(ピアノ)、長谷川陽子(チェロ)、徳山周司(ヴァイオリン)

チケット:1000円

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主催:タケキスタヂオ
協賛:㈱フレックスコミックス
   ㈱モビーダ・スポーツ
   月刊羽音編集部
   HIGH JACK
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by takekiygalmuto | 2007-04-16 13:29 | 日記

最近は。

プライベート、仕事共に何か疲れてて、
あんまりやる気が出ないー。

まずいなー。

がんばらにゃならんぞ。

今月のコンサートは、

4月13日(金) 大泉学園 ゆめりあ

武藤健城『不実な美女』2台ピアノとパーカッションのための

が初演されますー。

4月21日(土)は
ゴールデン街ソワレにて

きしゆうじライブ。ピアノで出演しまーす。

4月28日(土)は
市川市文化会館にて
Everyome’s Concertに出演しまーす。

一個ずつ終わりしだい、次の予定をアップいたしちゃったりします。

☆☆☆

来月からは、多分、僕、少し仕事を減らして、自堕落な生活をしますw
コンサートも今年前半はもうやらないだろうなー。
後半もやるかどうか分からない。

最近、というか12月くらいからずっと考えていることなんだけど、
僕自身は、自分のことを作曲家だと思っている。
ピアノも弾くし、モデルをやったり、舞台に出たりしているけれど、
作曲家がモデルをしている、とか、作曲家が舞台に出ている、とか、そういう風にとらえている。

しかし、やっぱりまわりの人から見ると、舞台に出ているときは俳優に見えるだろうし、モデルとして見えることもある・・・。

音楽の仕事をしているときは、「作曲家の・・・」という紹介のされ方をするけれど、
場所によっては、僕のことを「モデルの・・・」とだけ紹介されることもある。
こういうおかしなねじれ、本当は作曲家なのにな、と思いながら仕事をするのが少しつらくなったけれど、もしかしたら、それは僕自身が「作曲家」という肩書きに執着しすぎているのかもしれない、と最近思う。

ということで、作曲家やめます、とまではいかないけれど、自分が本当に何をしていきたいのか、少し考えて、仕事も選ばなければいけないな、と感じています。
胡散臭い感じムンムンのマルチアーティストとか呼ばれちゃうのも何だかなーァ、とか思ったり。


去年から今年4月にかけて、たくさんの委嘱をもらって、たくさん曲を書いた。
嬉しいけれど、もう一歩自分が抜け出したい気持ちもある。
一からすべてをやり直したいな、とか、作曲をもうやめようかな、とか、
色々思うけれど、そうやってずっと作曲をしていくんだろうなァ。
他に出来ることもないし。

ということで、少しステップアップを目指して、
5月、6月はコンサート等しないでお休みします。

旅行したり、ディズニーシー行ったりしたいんだ、ホントはw
きっと去年から今まで仕事しすぎたw

リフレッシュ~リフレッシュ~♪
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by takekiygalmuto | 2007-04-10 20:04 | 日記

3月30日 京王閣

金曜日 京王閣
vo.&key.武藤健城
guiter皆川太一


前半
1 宗右衛門町ブルース(平和勝次とダークホース)
2 むらさき雨情(藤あや子)
3 カラス(八代亜紀)
4 ブーケ(八代亜紀)


後半
1 恋(松山千春)
2 無言坂(香西かおり)
3 桜(武藤健城)



京王閣の体制が変わるため、最後のライブになってしまいました。
桜が咲いていて、空も晴れていて、気持ち良かったです。


そうそう、初めて競輪しました。
200円買ったら、1760円当たったよ、素晴らしい。


単なるビギナーズラックだけどねw
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by takekiYgalmuto | 2007-04-03 18:27 | 日記