作曲家/ピアニスト 武藤健城(イーガル)の公演情報などなど日々の白昼夢。


by takekiygalmuto

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日比谷カタンさんと蜂鳥スグル×イーガルでおおくりした東海ツアー、
何とも楽しかったです。東京でやればいいのに、なんて言われても
あるんですよ、あのツアー独特の一体感と一回きりの開き直り感。
でもね、大丈夫、安心して。
次のライブは東京です。

5月27日土曜日
『飛び道具最前線~梅雨前線を防衛せよ』
東中野ALT_SPEAKER19:00開場 19:30 開演唄:あやちクローデル、蜂鳥スグル
ピアノ:イーガル、大和田千弘3000円+ドリンク代

なんですよ。ほらほら、みんないらしてください。待ってます。
待っても来ないのがゴドー、待てば来るのがお客さま!今思いついた名言です。

さてこの一週間何してたんだろう、と考えると、まずはやはり東海ツアーですよね、そして他にも
リハーサルや何やら、毎日違うスケジュールで動くことが通常、という状態は相変わらず、
そんなこんなで、ミュシャ展に行けないまま、展覧会が終焉に向かいつつあることに一抹の不安を感じております。


拝啓ムハさま

ミュシャ、チェコ語ではムハ。
そんなあなたのことを知ったのはバブルの匂いが残る90年代初頭でしたね。
あの新宿の路上、コンサバ女が手渡してくるチラシと
「ミュシャ売ってまーす、無料ですのでご覧になるだけでも結構でーす」
という心の底からどうでも良いと思っているような声。
ラッセンの絵と同じくらい頻繁に見かけました。
そんな画家なんだ、とまだ10代の僕は決め込んで
あなたのことを頭の片隅にも止めることさえありませんでした。
ねえ、ムハ
いつの間にあんなにでかい絵を描いたの
ねえ、ムハ
810×610って号数、ちょっと大きすぎるんじゃない
ねえ、ムハ
あなたにいつ会えるの
ねえ、ムハ、ムハ、ムハ…

敬具

イーガル



ということで、ミュシャのことなんて全然考えてこなかった人生ですが
今回の展覧会は本当にすごい、と様々なところから情報だけが入ってきます。
情報だけ、かと思いきや、図録まで頂いてしまいました。
でも図録を見ていても全く分からないサイズ感。
どういう状況になるんだろう、と想像しているうちに
どうやら一部屋だけ撮影OKな部屋があることを知りました。
それならば、ミュシャの絵に出て来る人のコスプレをしようと
試行錯誤の毎日です。

c0077204_20373232.jpg

この絵は「イヴァンチツェの兄弟団学校」のごく一部なんですが、
真中から少し左よりの人、この人にならなれるんじゃないか、と。

c0077204_20374086.jpg


現状こんな感じです。
まだまだブラッシュアップが必要ですね。

はやく行きたいです、ミュシャ展。
巨大な絵は、もはや建造物。
構図がどうとか、そういうことではなくて、
体感型アトラクションとして、積極的に乗っかっていこうと思います。
日々精進。いい言葉です。
ザルを持って入場可能かどうか、一抹の不安はあるのですが、
一応準備だけはしていきたいな、と考えております。

みなさん、お気づきでしょうか、僕がブログに写真をアップできるようになったことに。
ここに至るまで約半年、試行錯誤の上、写真までアップできるようになりました。
ありがとうございます。

今日は大変実のあるブログでしたね。
みなさん覚えてください。
美術や音楽などやや難解と思われる芸術に対して
受動的ではいけません、能動的に日常生活に取り入れていきましょう。
結果、どじょうすくいになったとしても…



さあさあ、土曜日のライブお待ちしております。
6月はまた6月でバンバン素敵なものが続くんですが、
それはまたミュシャ展に行ったあとに書きます。





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by takekiygalmuto | 2017-05-25 21:00 | 日記

われに5月を

こんにちは、僕です。
もう五月も半ばになりましたが、僕には存在しなかったGWという何だか盛大な休みが世間にはあったようだ、と
薄々は気づいております。
前にも書いたとおり、結構山にいました。サーカスやってましたので山にいました。
「森のサーカス」無事に終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
何だか、神奈川新聞に載っていた森のサーカスの告知記事の写真の愛実ちゃんが
赤いティシュー(布)でエアリアルをしている写真なのですが、エアリアルを見たことがない人には、
これはもう金田一シリーズの「悪魔の手毬唄」の殺害現場のような不条理な死体に見えたのではないかと思いますが、
とても美しい作品が出来たと思います。
何だか、最近、よい作品に関わる機会が多いように思えて、嬉しい限りです。

さて告知告知!

明日とあさっては、名古屋と浜松にいます。

「ルーさん、タンさん、ガルさんの煮るバナナ・カート・コバーンワ」
2017年5月19日(金)
19:00開場 20:00開演
出演:蜂鳥スグル、日比谷カタン、イーガル
名古屋 今池 つるのり(今池駅下車すぐ)
2500円+ご飲食代

2017年5月20日(土)
18:00開場 19:00開演
出演:蜂鳥スグル、日比谷カタン、イーガル
2500円+ご飲食代
浜松 エスケリータ68

といった具合で、蜂鳥スグルと日比谷カタンさんとツアーです。
なにこれ、絶対面白いし。
東京からでも見に行って損はないと思いますはい。


ってなことで、告知は終わりました。
どうでしょう、5月は。
一体5月とは何なのでしょう。

僕らにとっては、というか人前に立つ仕事というものは、
一般的な休日が稼働日になることが多いわけです。
例えば土日。例えば夏休みに年末年始。
そしてGWですよ。
ってなわけで、はぁぁ、と一息つけるのはGW後。が、しかし今年はその次の週にサーカスに出ていたのでおやすみもなく、
今週末は名古屋圏にいたりするわけです。

子供の頃に憧れた瑞々しい5月はどこに行ったのでしょう。

5月といえば、皆さんやっぱり寺山修司の「われに五月を」を思い出すよね。(嘘つけ

冒頭はこんな風に始まります


きらめく季節に
だれがあの帆を歌ったのか
つかのまの僕に
過ぎてゆく時よ

夏休みよ さようなら
僕の少年よ さようなら
ひとりの空ではひとつの季節だけが必要だったのだ 
重たい本 すこし
雲雀の血のにじんだそれらの歳月たち


-寺山修司「われに五月を」序詞より冒頭


ってなわけで、5月は、木々も青々と、気温も生ぬるく、段々と夏という開放的な季節へ向かう不確かな希望に満ちあふれていて、
これはもうきらめく季節なわけですよ。
若い頃はずっと5月に佇んでいればいいわけで、つまりそれは何か足場の不確かな、根拠のない明るい未来を夢見ながら生きていられるわけですから、例えそれが絶望的な未来像であろうともその人にとって未来が描けるうちは5月に佇めるのではないかと思います。

それがどーよ、年月を重ねていくと、いつの間にか5月は終わっていて、一体今僕はどの季節に佇んでいるのだろう、と
さっぱり分からなくなるのですが、
ジメジメした梅雨はとっくに過ぎ去っているような気持ちもするのですが、明るい日差しに彩られた8月にはまだ到達していないような、きっと僕は今7月あたりに佇んでいるのではないか、と感じているわけです。

だがしかししかししかし、
本当はずっと5月に佇んでいたいのです。
何かぼんやりとした夢のある未来に向かって、何の根拠も無い自信だけを連れて5月を歩きたいわけです。
あらやだ、ピーターパンシンドローム。
何だかちょっと違うような気がするけど、まぁいいや。大人になりたくないわけじゃないんだけど、
少年時代に感じた絶望と希望が等価だったあの気持ち、あれはどこに行ってしまったのだろうと時々思ったりするわけです。

何だこのセンチメンタル全開な展開は。
キモい、俺。


あのね、今現在、僕は、僕的第三次魔法少女まどか☆マギカブームで、しょっちゅう観てるんですけど、
やっぱりすごいよね、あのポップな戦闘シーン。
これはなんだろう、セカイ系と呼ばれるアレなのでしょうか。

知ってますか、セカイ系。
何だか主人公と主人公と恋愛(的な)関係になる二人の危機が中間に社会を仲介させずに世界の危機に直結する、
そんなよーな物語の蔑称として生まれた言葉です。大体、ヒロインの女の子が世界やら宇宙やらを救うために
遮二無二戦って、主役の男の子は結構ワタワタしてるけどあんまり世界を救ってません。
だけど、蔑称はいつしかそういった物語の総称として使われるようになって云々。
代表的な作品は、秋山瑞人の「イリヤの空、UFOの夏」でしょうか。
とても大好きな小説です。
あれじゃない、「最終兵器彼女」とかもそうなんじゃないかな。
西尾維新の「戯言シリーズ」とかもセカイ系なんでしょうか。何か違うような気がする。
よくわからないよ、セカイ系。
でもまぁ、まどマギはそんなこんなで発展系セカイ系アニメなんじゃないかとはうっすら思っているわけです。
僕は好きなんですね、このセカイ系っていうものが。
主人公がアワアワしてて、周りが必死に戦っていて、戦わないと世界が滅ぶだなんて、どんな状況だよ、おい。
素敵です。
超個人的な危機=世界の危機、だなんて、物語としてしか成立しないじゃないですか。
政治とか社会の介入無くして、パーソナルな自分という存在が世界の存在に直結しているだなんて、
実世界ではなかなかありえないことだから、物語というものが100%物語として現実にコミットしない完全な閉じられた物語として存在しているように思えて、それがとても心地いいのです。

さて、今回も何も実になることのないブログですね。
現在僕は90年代後半から2010年頃までの文化批評を読んだりしてます。
東浩紀さんとか。
思うんですよ、そろそろね、2017年でしょ、2010年代とは何かという方向性を示す提案を誰かしたらいいと思うんです。
僕は全然そういうの出来ないから、誰か。
シン・ゴジラとか君の名は。とか社会現象レベルで何かが動いた去年は未来の僕らにとっては何か転換期だったのではないか、と思うんです。
何がどう転換期だったのかさっぱり僕には分からないし実感もないけれど、
誰か何かちゃんとry


もうほんと、もう少し役に立つことを書きたいです。
余りがちな、お土産でもらったまま永遠に使いどころの見当たらないトリュフ塩の使いみちとか。

では、ちょっと名古屋行ってくる。


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by takekiygalmuto | 2017-05-18 21:19 | 日記

森にいます。

こんばんわ、イーガルです。
なんということでしょう、怒涛の忙しさにかまけていたら、
何とブログが1ヶ月近く更新されてないではありませんか。

これはもう僕が怠けたというよりも、世界の進む速度が速すぎたんではないかと少々時間という概念に危惧を覚える次第で御座います。

さて、恒例の告知ですね。
きっと来週はブログを書く暇の無い忙しさな気がするので先に来週のことまで書いておきます。


まずは、明後日、日曜日!恒例のあやちイーガル定期ワンマンです。

2017年5月7日日曜日
May.7,2017
四谷三丁目 綜合藝術茶房喫茶茶会記
『闇夜の音楽綺譚』

19:30開場/20:00開演

※今回のみスタート時間が30分遅くなります


3,000円(ドリンク代込み)
※入れ替えなし休憩ありの2ステージ構成です

あやちクローデル / うた
イーガル / ピアノ


ほうほう、でかいな。
今回はまた新曲がたくさん増えております。もう何ていうか、分け入っても分け入っても青い山。進む以外に何も出来ない我らです。頑張りますので来てください。

そして来週末は

第33回全国都市緑化よこはまフェア18区連携イベント「森のサーカス」

サーカス公演 
  草木に囲まれた森のなかで、エアリアルやパントマイムが繰り広げられます。
    開催日時:5月13日(土) 13:00~、15:30~ (2回公演、各回30分程度)
  会 場:鴨居原市民の森 北地区 
           ※雨天の場合は5月14日に順延します。
            5月14日も雨天の場合は鴨居小学校体育館で行います。
料 金:無料
    申 込:事前申込不要。当日会場にお越しください。
    

      竹の楽器作りワークショップ (鴨居原市民の森愛護会主催)
      鴨居原市民の森の竹を使ってカスタネットなどの楽器を作ります。
      作った楽器で、サーカスの音楽演奏に参加しよう!

         開催日時:5月13日(土) 11:00~12:00、14:00~15:00
(随時参加可能)

       会   場:鴨居原市民の森 北地区
         料   金:無料       
        ※森の中で飲食することは可能ですので、11:00~のワークショップに
        参加した後にサーカス公演を観覧される方は、昼食をお持ちください。
 


サーカスワークショップ

  サーカス出演者と、エアリアルやパントマイムを体験しよう! 
    
    開催日時:5月14日(日) 13:00~14:30、15:00~16:30
  会   場:横浜市立鴨居小学校体育館 
    対 象:5歳以上(小学3年生以下は保護者同伴)
    定   員:各回15名
    持 ち 物:飲み物、室内用シューズ、運動できる服装
    料   金:無料
    受付方法:当日先着順にて受付、開場とともに受付開始
 ※サーカス公演が5月14日に順延になった場合、サーカスワークショップは
中止します。


~ご注意~
  ・鴨居原市民の森は足元が悪い場所ですので、動きやすい靴でお越しください。
   車いす使用者及び歩行が困難な方のご来場は当会場の構造上、
   非常に困難です。
   また、ベビーカー等での乗入れはご遠慮いただきますよう、お願いします。
  ・鴨居原市民の森、鴨居小学校ともに駐車場はありませんので、公共交通機関を
   ご利用ください。
【鴨居原市民の森 北地区】
    JR横浜線鴨居駅から市営・神奈中バス56系統・119系統、
   中山駅から神奈中バス1系統 「竹山団地入口」下車5分
  【横浜市立鴨居小学校】
   JR横浜線鴨居駅南口から徒歩約5分

ということで、告知頑張りました。文字がすでにたくさんありますね。
でもまぁ、7日にあやちイーガル、5月13日に森のサーカスとおぼえてくだされば良いです。うん。



先月ブログを更新してから何をしていたんだろう、と考えると、あぁ、もうそんなに時間が経ったのか、と感慨深いわけですが、ライブをしたり「ジャグリングの現在」というイベントでMCをしたり、長野で舞台公演をしたり、㈱ハーモニーさんの創立30周年ガラ・コンサートに出演させて頂いたり、あとは大体最近は森にいます。

森。
サーカス演目を作っているわけですね。
森。

本当に森。今は何だか森以外のことを考える余裕がないのですが、とりあえず森。
とてもいい演目ができそうです。期待してください。


さてねぇ、先月のブログで小説を読んでいる、というようなことを書きましたが、というか、いつでも本は読んでいるんですが、何だか大河ロマンというのでしょうか、そういうものを読んでみたくなって、未読だったとある架空の大河ロマンを読んでみたんです。これがまた何だかどうして、全然面白くなくてつらい時間を過ごしました。
架空であれ実際の歴史であれ、大河ロマンといえば重要なことは二点あるでしょう。
ひとつは、登場人物の魅力。もうひとつは政治的駆け引きの妙。
この2つが全体を支える、というかこれ以外のことはさして重要ではないと僕は考えているわけです。
そんなこんなで、ちゃんとしたの読まなきゃ気がすまなくなってきて、色々考えた結果、
アレクサンドル・デュマの「三銃士」を読み返すことに致しました。
「椿姫」を書いたデュマ・フィスのお父さんですね。
ダルタニャンと三銃士が、えいや!てやー!と戦うお話なんですが、
これがまた時代背景を分かってないと、彼らの行動倫理の根幹がどこにあるのかさっぱり分からないのです。
とりあえず、ルイ13世時代のフランスだということはご理解頂きたい。
このルイ13世が枢機卿のリシュリューと権力闘争をしておりまして、
兵士たちはどちら側につくのかでだいぶ情勢が違うわけです。
んなこんなで国内の権力闘争もありつつ、さらに外国とも緊張状態にある、という中、まだ騎士というものが威厳を持ち、
それなりの威力のある立場だということを知って頂きたい。(何様
んでもって、主人公のダルタニャンは一番マトモなんですが、三銃士が本当にすぐ決闘しちゃうわ、無銭飲食しちゃうわ、あーだこーだワインばかり飲んでおります。
クソ野郎どもだなー、と思ったりもしてしまうわけですが、ここで登場するのが騎士であるという威厳。
彼らは騎士のルールに則って生きているので、常人がやれば怒られるようなことも彼らは許される立場にいるわけです。

時代時代、そして立場によって、人の行動倫理というものは変化いたします。
現在の日本の倫理観からすれば、異質に見える彼らの行動もその当時の彼らの立場であれば理に適っている。
そのようなことになっておりますので、「三銃士」から得るものは何もございません。
彼らの生き方は何の参考にもなりません。それがとても素晴らしい。
こんな生き生きした人たちがもしかしたら本当にいたのかもしれない、と思わせてくれる物語、これぞ大河ロマン。

そして、彼らを中心とした回りくどすぎる政治的駆け引き。
ルール上どうしても回避しなければいけない部分を回り道しながら、持っていきたい結論への近道を模索する。
何だよこれ、どーしてそっち通さなきゃいけないの、とか思ったりしながら進んでいくと、なるほど!と相成りまして、
この小説は政治的な駆け引きの部分だけを読めば、かなり難易度の高い駆け引きをしているんではないかと思います。
いやぁ、楽しすぎて鼻血が出そう。

それでは明日も森。
大体、森なんで。

おやすみなさい。


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by takekiygalmuto | 2017-05-05 21:01 | 日記