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作曲家/ピアニスト 武藤健城(イーガル)の公演情報などなど日々の白昼夢。


by takekiygalmuto

エウデモス倫理学

最近、何だか色々思うところがあって、
というか、「より良く生きる」というのがどういうことか、とか、
「より良く生きる」必要がなぜあるのか、とかそういうことを
おぼろげに考えながら、昔から何度読んでも挫折してしまいがちな
哲学の本を少し読んでいる。

んで、アリストテレスを読んでいたら、もうね、
何でしょう、2000年以上前にこんなにも哲学は完成していた、というのか、
人は2000年以上同じことを考えながら歩んできたというべきなのか、
今読んでもその内容の深さや普遍性に感銘を受ける。
ただ、アリストテレスが引用しているものや、批判している対象というものが
今となっては分からないものも多く、そういう意味では
分かりにくい部分も多々あるけれど、それでも余りある内容でした。

そんなものが、中世以降ヨーロッパでは、全く廃れて、イスラム世界にしか
残っていなかった、というのも何か不思議な気がするし、
古代ギリシャのオリジナルの文献が残っていないために分からない部分はあるけれど、
それでもまァ、今読めるので、分からない部分はそのままにして、
読んでみました「エウデモス倫理学」。

なぜに「ニコマコス倫理学」ではなく、「エウデモス倫理学」かと言えば、
エウデモス倫理学自体がニコマコス倫理学なのかもしれない、とか、
両方の倫理学が同じ巻を持っている可能性があるとか、
色々とあるようで、その中で「エウデモス倫理学」の内容、
美しい生き方とは中庸である、というところを読みたかったのです。

美しく生きることが、生きることの正しさである、というのは、
命題である。
ここに疑問の余地があるとは僕には思われないし、
多分、無いと思う。
ただ、美しく、という言葉に関しての議論の余地はあるかもしれないけれど…

そして、中庸で生きることの美しさ、というのを読むと、
何だかとてもためになりました。
何て凡庸な言い方なのかと思うけれど、
すごくためになりました。

もう少ししっかり読めると色々分かることも増えるんだろうけど、
とりあえず、アリストテレスはすごい。って改めて言うことでもないけど…。
by takekiygalmuto | 2009-08-23 13:03 | 日記