作曲家/ピアニスト 武藤健城(イーガル)の公演情報などなど日々の白昼夢。


by takekiygalmuto

第五回夜奏会

第五回夜奏会
場所:ミノトール2
2008年1月18日(月)
司会・歌 聖兒・武藤健城
ゲスト 服部久恵
ピアノ 板橋綾子

第一部

夜奏会テーマ曲(聖兒・健城)

セ・シ・ボン(聖兒)
木星の岸辺(健城)
恋のロシアンカフェ(聖兒)
幼年(健城)

悲しくなった時は(以下服部久恵)
時は逝く
からたちの花
『魚とオレンジ』より
Ⅰ、はなやぐ朝
Ⅴ、艶やかなる歌
Ⅵ、ケッコン
Ⅶ、祝辞
Ⅷ、らくだの耳から(魚とオレンジ)


第二部

小さな汽車(健城)
ボン・ボヤージュ(聖兒)
日記帳(健城)
枯葉(聖兒)


お母さん、ポプラの林へ行ってきた(以下服部久恵)
君の上には花ばかり
魂の歌

O mio babbino Caro
Vissi d’arte, Vissi d’amor

アンコール

小さな空(服部久恵、聖兒、健城)


☆☆☆
今回のゲストはソプラノ歌手の服部久恵さんでした。僕は久恵さんのことを物心ついたときから知っているのですが・・・、とにかく大好きな歌手でこれからもずっと好きな歌手。そして、初めて尊敬した音楽家です。
子供の頃はあまりにも近くにいるので、ソプラノ歌手ってこういうものだ、と思っていたら、段々年を重ねるにつれてどうやら久恵さんは相当うまい歌手らしい、ということがわかってきた。
今回彼女が歌った日本歌曲の明瞭な発音、スペイン歌曲の真摯な美しさ、そしてオペラアリアのドラマティックな表現。どれをとっても素晴らしく、楽しいコンサートだった。
その中で今回は久恵さんに僕が作曲した「時は逝く」という歌曲を歌っていただいた。僕が18歳の時に作った歌曲なのですが・・・、とても良かったです。いい機会を与えていただいて本当に良かった。
何か感無量で、どんな演奏だったのか憶えてないけれど、すごい良かったはず。
さらにモンポウの「君の上にはただ花ばかり」や「魂の歌」の心の奥深くに、ずっしり迫ってくるような声は、久恵さんの精神性の高さなのかな、と思いました。
アリアも「私のお父さん」が、リハーサルまでは僕にはさっぱりいい曲だとは思えなかったものが本番では、涙が出そうなほど感動しました。歌、の力を感じるコンサートだった。

アンコールでは当初久恵さんが一人で武満徹の「小さな空」を歌う予定だったけれど、久恵さんから三人で歌おう、という提案があり、急遽三人で歌うことに。

いたずらがすぎて叱られて泣いた子供のころを思い出した

という歌詞。
僕は子供の頃、いたずらをして泣いたりして、そしてそれを久恵さんは見ていて・・・この歌を歌いながら、僕の子供の頃を思い出した。
久恵さんも思い出したのかな、と思ったりして、感慨深くて、コンサートに私情は持ち込んではいけないけれど、
僕にとって今回の夜奏会は、大きな意味のあるコンサートでした。

シャンソン歌手の友部裕子さん、そして、ソプラノ歌手の服部久恵さん。
この二人がこれからの夜奏会でも大きな柱としてゲストで出演してくださるといいな、と思ってます。
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by takekiygalmuto | 2008-01-20 19:31 | 日記