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作曲家/ピアニスト 武藤健城(イーガル)の公演情報などなど日々の白昼夢。


by takekiygalmuto

10月5日『武藤健城×菊池智恵子』

『武藤健城×菊池智恵子』
2008年10月5日
於:カーサ・クラシカ
http://casa-classica.jp/top/home.html

料金:2100円+ドリンク代(一部メールで2000円+ドリンクって送っちゃいました、申し訳ないです・・・)
開場:18:00
開演:19:00
*開演前15分くらい、ちょっと曲解説などします。

出演:菊池智恵子(ピアノ)、武藤健城(作曲、ピアノ、歌)、北村真紀子(ピアノ)

曲目

第一部 ピアノ曲集1
武藤健城『あなたをはじめてみたときに』ピアノ:菊池智恵子
武藤健城『パッサカリア』(新作初演)ピアノ:菊池智恵子
武藤健城『舟歌』ピアノ:菊池智恵子、北村真紀子

第二部 Songs
『秋の日』『幼年』『サンゴ』(新作)他

第三部
武藤健城『5つの小品』(日本初演)ピアノ:武藤健城
武藤健城『ピアノソナタ)ピアノ:菊池智恵子


1ステージは30~40分程度で、一挙に僕のピアノ曲をほぼ全曲演奏します!
第一部は単一楽章のピアノ曲で、どの曲も10分以下の中規模な作品です。
『あなたをはじめてみたときに』は2006年の初演以来、改訂をして今年の8月に再演しました。この曲を書いたきっかけは、作品展での演奏だったんですが、誰にも特に言ってないけれど、武満徹へのオマージュとして勝手に作りました。
日本が生んだ世界的な作曲家といえば武満徹ですが、未だに武満徹の手法を基礎として、その模倣をするような作曲家が現われていません。亡くなってから十年以上が経って、そろそろ、武満的音楽の模倣というものをすることにも価値があるんじゃないか、と思って書きました。
もちろんただの模倣ではなく、そこに新しい何かがあれば、いいものが書けるんじゃないかな、と。
『パッサカリア』は、現在、僕はチェンバロのための作品を書いていて、それも昔の調律法で昔の音楽のようなものを。200年以上前の音楽を再現するために、「組曲」の形式を勉強するうちに、その枠組みの強靭さになかなか筆が進まず、そこにバロック時代以前の調律法で曲を書くというのはいきなりは出来ない事に気付いた。そこで今回、パッサカリアという枠組みだけを使って、現代曲を書いてみた。しかも8小節もある長いバス主題の上に、調性や無調、クラスターのような和音、フーガが入り乱れる、なかなか素敵な作品になったと自負しております。
どんな曲なのかは、聴いてのお楽しみ☆
『舟歌』は2006年の初演以来、何度か演奏してきた曲で、ショパンの名曲『舟歌』を元に連弾にした曲。(とか言って、原曲とはかなりかけ離れてるんだけど・・・)僕の代表作の1曲だと思います。自分自身でいつでも聴きたい曲!

第二部は、色々な詩人の詩に曲をつけた歌。何を歌うかはまだ全部は決めてないですが、僕のオリジナル曲で聴きたいものがあったらこっそり教えてください~。


第三部は、『5つの小品』。アメリカでは初演してるんですが、日本では初披露です。5つの小さな曲で、それぞれがものすごく小さな一つのコンセプトで作られています。
しかも自分で弾くので、なかなか緊張してます。クラシックのコンサートで弾くのは、ほぼ1年ぶり・・・。あー、ドキドキする。
そして、『ピアノソナタ』。
この曲を書けて本当に良かった、と思っている曲です。
是非、聴いてください。



ってな感じです。
ちなみにプレトークで曲解説の相手役をしてくれる人募集中です。笑


あと、限定33名しかお客様が入れないので、予約はお早めにお願いします~。
ちなみに残席は、10枚程度です。
by takekiygalmuto | 2008-09-27 04:08 | 日記